だが、現実はそんなに甘くなかった。
「…ちっ」
二時間ほどベッドの中で目を閉じていたが、やはり眠れない。
考えられる限りのことは、全て試した。
大好きな『frontier』の曲も聴いたし、枕もオーダーメイドで仕立てたものを使ってるし。
等身大ルトリア抱き枕も抱っこしたし、それでも駄目ならと、ルルシーには内緒でこっそり作らせた、等身大ルルシー抱き枕も抱っこしてみた。
素晴らしく抱き心地が良くて、むしろ興奮してきたのでちょっと逆効果だった。
アイマスクもつけてみたし、アロマとかも試してみたが、軒並み効果ナシ。
こうなったらいっそ眠くなるまで待とうと思って、開き直って起きていたこともあるが。
我ながらびっくりするくらい顔色が悪くなってしまい、こんな顔を見たらルルシーが大騒ぎするに違いないと思って、それも断念。
シェルドニアの一件で、ルルシーには既に一生ぶんの心配をかけている。
これ以上はさすがに遠慮したいと思って、なんとかルルシーには隠しているが。
「…はぁ…」
俺は溜め息をついて目を開いた。
眠れもしないのに意地になって目を閉じてる意味がない。
「…主様。まだ眠れませんか?」
「…無理です」
エリュシアが、不安そうに寝室に顔を覗かせた。
無駄に強い睡眠薬を飲んだせいで、頭だけはめちゃくちゃぼんやりする。
頭はふわふわしてるのに、眠ることは出来ないのだから辛い。
…ルルシーには、内緒にしているのだが。
…実はルティス帝国に帰国してからというもの、まともに眠れていない。
いや、眠れないと言うか…正しくは、眠れないのではなく…眠るのが、怖いのだ。
帰国してからずっと、眠る度に夢を見る。
『ホワイト・ドリーム号』で毎晩見せられた、あの悪夢と同じ夢を、だ。
「…ちっ」
二時間ほどベッドの中で目を閉じていたが、やはり眠れない。
考えられる限りのことは、全て試した。
大好きな『frontier』の曲も聴いたし、枕もオーダーメイドで仕立てたものを使ってるし。
等身大ルトリア抱き枕も抱っこしたし、それでも駄目ならと、ルルシーには内緒でこっそり作らせた、等身大ルルシー抱き枕も抱っこしてみた。
素晴らしく抱き心地が良くて、むしろ興奮してきたのでちょっと逆効果だった。
アイマスクもつけてみたし、アロマとかも試してみたが、軒並み効果ナシ。
こうなったらいっそ眠くなるまで待とうと思って、開き直って起きていたこともあるが。
我ながらびっくりするくらい顔色が悪くなってしまい、こんな顔を見たらルルシーが大騒ぎするに違いないと思って、それも断念。
シェルドニアの一件で、ルルシーには既に一生ぶんの心配をかけている。
これ以上はさすがに遠慮したいと思って、なんとかルルシーには隠しているが。
「…はぁ…」
俺は溜め息をついて目を開いた。
眠れもしないのに意地になって目を閉じてる意味がない。
「…主様。まだ眠れませんか?」
「…無理です」
エリュシアが、不安そうに寝室に顔を覗かせた。
無駄に強い睡眠薬を飲んだせいで、頭だけはめちゃくちゃぼんやりする。
頭はふわふわしてるのに、眠ることは出来ないのだから辛い。
…ルルシーには、内緒にしているのだが。
…実はルティス帝国に帰国してからというもの、まともに眠れていない。
いや、眠れないと言うか…正しくは、眠れないのではなく…眠るのが、怖いのだ。
帰国してからずっと、眠る度に夢を見る。
『ホワイト・ドリーム号』で毎晩見せられた、あの悪夢と同じ夢を、だ。


