The previous night of the world revolution4~I.D.~

「ふぇぇぇんアイ公~…。ルレ公にテロられた~…」

「よしよしアリューシャ。怖かったね~」

アイズに慰めてもらうアリューシャを尻目に。

ルルシーは、俺をジト目で睨んでいた。

いやん。何その目付き。男らしくて素敵。

「…ルレイア。お前『事後』だろ」

「はい」

「何を潔く認めてんだ」

だって何も隠すことないもん。

「取り引き先のお嬢さん姉妹を、一人ずつぺろっと食べてきただけですよ?あと帰りに、うちのフロント企業の社長令嬢(現役女子大生)をぺろっと…」

「馬鹿。誰が女子大生に手を出してんだ。犯罪だぞ!」

「お互い合意の上だから合法です~」

そもそも、向こうから「抱いてくれ」っておねだりしてきたんだよ?

俺は彼女の望みを叶えてあげただけだ。善意でな。

「ったく、この性犯罪者め…」

酷い。俺は真面目にお仕事してきただけなのに。

「そんな訳で三人食べてきた俺ですが、まだまだイケるのでルルシー、俺のお相手を…」

「するか。フェロモン出すな!」

ぐい、と押し退けられる。酷いわルルシー。倦怠期ね。

「あのな、『事後』に出歩くなってあれほど言っただろうが!」

「え~?別に良いじゃないですか。『事後』だって普段とあまり変わりないでしょ?」

「大違いだ。帰れ。今すぐ家に帰れ!」

「いや~んルルシーえっち!」

「何処がだ!」

俺はルルシーに押され、無理矢理強制退去させられてしまった。

俺がちょっとフェロモン出しただけで。酷い。

仕方がないじゃないか。今は、夜にお仕事をする訳にはいかないのだから。