The previous night of the world revolution4~I.D.~

さて、チュロスも良いけれど。

ハムスターランドと言えば、もう一つ定番のおやつがあるよね。

「よし、ルルシー。ポップコーンを買いに行きましょう!」

「今チュロス食ったばっかりじゃん…」

「ポップコーンは別腹ですよ!大体ハムスターランドに来てポップコーンを食べないなんて、あなた何しに来たんですか」

「…お前はポップコーンを食べに来たのか」

そんなようなもんだよ。

「何味にしましょうか?って言うかどのバケットにしましょうか」

これを選ぶ楽しみよ。

なかなか一つに決められなくて困るよね。好みのバケットに欲しい味が入ってなかったりして。

正に究極の選択。

「バケットって…?どれも一緒じゃないのか?」

首を傾げるルルシー。

もうルルシーったら。知らないんだな?

「売ってる場所ごとに、ポップコーンの味と入れ物が違うんですよ。そこのワゴンで売ってるのは、キャラメル味とカレー味…バケットはハムッフィーでしょ?」

「あ、成程…。他の場所だとまた別の味と、別の入れ物なのか」

「そういうことです」

「でも…何処で好みのバケットが売ってるのか、分かるのか?歩き回って探すのはしんどいぞ」

その通り。

ちょっと分かりにくい売り場だと、見つけられずにパーク内をうろうろ彷徨う羽目になる。

まぁネットで検索かけるなり、キャストに聞いても良いのだけど…。

「問題ない。どの売り場にどのポップコーンを売ってるかは、ちゃんと調べて暗記してきた」

すかさず、オルタンスが首を突っ込んできた。

何だこいつ。

「そうですか。じゃあ俺コンポタ味欲しいんですけど」

「それなら『ハムスター・ロット・ポップコーン』に売ってるな。ここから少し歩くぞ」

な~んて便利な道案内。

「アリューシャカレー味が欲しい!」

「『ハムスター・ガゼポ』の近くだな」

「私はしょうゆバター味が食べたいわ」

「それは『カフェ・ハムスターズ』のワゴンだ」

「私はスタンダードに…ソルト味が欲しいかな」

「『トレジャーハムスター』横のワゴンだ」

「…完璧かよ…」

これにはアドルファスもドン引き。

何処にどのポップコーンが売ってるかなんて、なかなかのマニアじゃないと知らないぞ。

この場合は大変便利だけど、でも正直ドン引きだな。俺も。