The previous night of the world revolution4~I.D.~

そして、翌週。










「ハムスターランドデートなんて、実に恋人らしくて良いですね~!ねっ、ルルシー」

「デートじゃねぇ」

「おぉ…!サングラスと被り物があんなに。全種類揃えたいな」

「アリューシャポップコーン食う!ポップコーン!」

「はいはい。買いに行こうねー」

「わぁ…。ハムデレラ城初めて見た。綺麗ー!」

テンションマックスな幹部組五人である。

一方。

「ルレイアとハムスターデート…。夢にまで見た瞬間…」

「…あいつ、お前のこと見向きもしてないけど。良いのか?それで」

「…何でこんな面子で、こんなところに…」

なかなか温度差の激しい帝国騎士団組。

奴らのことなど知ったことか。

所詮奴らは、俺達の財布だ。

「よし。じゃあハムスターランドを堪能しましょうか」

俺は、ガシッ、とルルシーの腕を組んだ。

ルルシーは迷惑そうだったが、当然何を言われても離れるつもりなんて毛頭ないので、ルルシーももう諦めていた。