「うふふ。箱庭帝国は久し振りですね~」
「そうだな」
「しかし、何故ルリシヤまで来てるんです?」
俺とルルシーだけで、充分事足りるはずなのだが。
いや、別にルリシヤが邪魔な訳ではない。
「俺も来るつもりはなかったんだが…。ルレイアと二人きりだと、べたべたしてきて鬱陶しいから一緒に来てくれ、ってルルシー先輩が」
そういうことだったのか。
「もーシャイなんですからルルシーは~!ルリシヤがいてもべたべたしますよ~!」
「すんな!」
べしっ、と頭をはたかれた。痛い。
すぐ手が出るんだからもー。
「それにしても楽しみですねぇ。うふふ、まさかあのルアリスが…」
「あぁ…本当にな。何だか感慨深いよ」
俺は、ルアリスが初めてルティス帝国を訪ねてきたときのことを思い出した。
…うふふ。何だか後輩が一人立ちしたみたいで、良いね。
箱庭帝国に着くなり、俺達は真っ直ぐにルアリスのいる『青薔薇委員会』本部を目指した。
ルアリスとセトナさんが、俺達を出迎えてくれた。
「あぁ、ルレイア殿…。ルルシー殿、ルリシヤ殿も。お久し振りです」
「久し振りですね、ルアリス。セトナさん、それに…」
俺達の到着を待っていたのは、三人。
ルアリスと、セトナさんと、それから。
セトナさんが腕に抱いている、生まれたばかりのちっこい赤ん坊。
そう、この赤ん坊こそ…ルアリス二世。
つまり、ルアリスとセトナさんの間に生まれた第一子なのである。
「そうだな」
「しかし、何故ルリシヤまで来てるんです?」
俺とルルシーだけで、充分事足りるはずなのだが。
いや、別にルリシヤが邪魔な訳ではない。
「俺も来るつもりはなかったんだが…。ルレイアと二人きりだと、べたべたしてきて鬱陶しいから一緒に来てくれ、ってルルシー先輩が」
そういうことだったのか。
「もーシャイなんですからルルシーは~!ルリシヤがいてもべたべたしますよ~!」
「すんな!」
べしっ、と頭をはたかれた。痛い。
すぐ手が出るんだからもー。
「それにしても楽しみですねぇ。うふふ、まさかあのルアリスが…」
「あぁ…本当にな。何だか感慨深いよ」
俺は、ルアリスが初めてルティス帝国を訪ねてきたときのことを思い出した。
…うふふ。何だか後輩が一人立ちしたみたいで、良いね。
箱庭帝国に着くなり、俺達は真っ直ぐにルアリスのいる『青薔薇委員会』本部を目指した。
ルアリスとセトナさんが、俺達を出迎えてくれた。
「あぁ、ルレイア殿…。ルルシー殿、ルリシヤ殿も。お久し振りです」
「久し振りですね、ルアリス。セトナさん、それに…」
俺達の到着を待っていたのは、三人。
ルアリスと、セトナさんと、それから。
セトナさんが腕に抱いている、生まれたばかりのちっこい赤ん坊。
そう、この赤ん坊こそ…ルアリス二世。
つまり、ルアリスとセトナさんの間に生まれた第一子なのである。


