おっぱい論争が白熱するかと思われた、そのとき。
「…ん?」
『frontier』の着メロが鳴った。
「…おい、ルリシヤじゃないのか?」
「俺の着メロはベーシュちゃんの歌だから、違うぞ」
「あぁ、俺ですね」
「ルレイアかよ」
俺はルトリア推しだからね。
さて、誰からの電話だろうか。
「はーいもしもし。どなたですか?」
『あ、ルレイア殿…。俺です、ルアリスです』
ルアリスだと?
「誰ですかルアリスって。俺の知り合いにルアリスなんて人はいませんよ」
『は?』
「イタ電ですねこれは。切りますよ」
『えっ、ちょっ…まっ…』
横で聞いていたルルシーに、頭をベシッ、とはたかれた。
痛い。ちょっとしたお茶目なのに。
そんな怒らなくても良いじゃん。
『…あの。箱庭帝国の、革命なんてアホなこと思い付いた、元童貞のルアリスです。思い出してください』
「あ?あぁ…。童貞で思い出しました。そのルアリスですね」
『…思い出してくれたのは良いですけど…。童貞で思い出さないでください…』
だって他にルアリスの特徴って、ある?
一番分かりやすいじゃん。
「丁度良かった、ルアリスさん。シェルドニアから持って帰ってきた証書、来週にもあなたのところに持っていきますから」
シェルドニアから持って帰ってきた証書、とは…無論、シェルドニア王国の、ルティス帝国不可侵条約を記した証書である。
そろそろ落ち着いてきたところだし、箱庭帝国を訪ねようと思っていたのだ。
『そうでしたか。良かった。実は俺も、ルレイア殿を招こうと思っていたんです』
「ほう…?」
『落ち着くまではと思って黙ってたんですけど、実は…』
ルアリスは、照れ臭そうにそう言った。
「…ん?」
『frontier』の着メロが鳴った。
「…おい、ルリシヤじゃないのか?」
「俺の着メロはベーシュちゃんの歌だから、違うぞ」
「あぁ、俺ですね」
「ルレイアかよ」
俺はルトリア推しだからね。
さて、誰からの電話だろうか。
「はーいもしもし。どなたですか?」
『あ、ルレイア殿…。俺です、ルアリスです』
ルアリスだと?
「誰ですかルアリスって。俺の知り合いにルアリスなんて人はいませんよ」
『は?』
「イタ電ですねこれは。切りますよ」
『えっ、ちょっ…まっ…』
横で聞いていたルルシーに、頭をベシッ、とはたかれた。
痛い。ちょっとしたお茶目なのに。
そんな怒らなくても良いじゃん。
『…あの。箱庭帝国の、革命なんてアホなこと思い付いた、元童貞のルアリスです。思い出してください』
「あ?あぁ…。童貞で思い出しました。そのルアリスですね」
『…思い出してくれたのは良いですけど…。童貞で思い出さないでください…』
だって他にルアリスの特徴って、ある?
一番分かりやすいじゃん。
「丁度良かった、ルアリスさん。シェルドニアから持って帰ってきた証書、来週にもあなたのところに持っていきますから」
シェルドニアから持って帰ってきた証書、とは…無論、シェルドニア王国の、ルティス帝国不可侵条約を記した証書である。
そろそろ落ち着いてきたところだし、箱庭帝国を訪ねようと思っていたのだ。
『そうでしたか。良かった。実は俺も、ルレイア殿を招こうと思っていたんです』
「ほう…?」
『落ち着くまではと思って黙ってたんですけど、実は…』
ルアリスは、照れ臭そうにそう言った。


