ルリシヤのチョコマフィンを食べながら。
「うめぇ。ルリマフィンうめぇ」
「アリューシャ。ぽろぽろ溢してるよ。ちゃんとお皿受けて食べて」
相変わらず、アイズはアリューシャのお世話に大変だが。
アリューシャの言う通り、ルリシヤのチョコマフィンは絶品であった。
うっかり食べ過ぎてしまいそうになるな…と思っていた、そのとき。
あることに気がついた。
「…あ、ルリシヤそれ」
「ん?」
「そのマグカップ…さてはベーシュちゃんマグカップですね?」
「ふふ。よく気づいたなルレイア先輩」
「勿論ですよ~!俺もそれのルトリアバージョン持ってますから!」
「…気づくも何も、思いっきり写真プリントしてあるじゃん…」
ルルシーが呆れて呟いていたが。
そうじゃないんだよ。人に指摘してもらえると嬉しいじゃん?「それ◯◯だよね!?」みたいな。
「俺のお気に入りなんだ」
「へぇ~。可愛いですもんね、ベーシュちゃん」
ゴスロリ布教したら、素直に着てくれたし。
超良い子だよ。
「これであともう少し、胸があれば完璧だったんだが…俺の見立てだと彼女…Bだよな?」
「惜しい。俺の見立てだと、彼女は限りなくC寄りのBです」
「おい、お前ら何の話だ。ってか結局Bなんじゃないか」
ルリシヤの見立てはなかなかだが、まだちょっと甘かったな。
「さすがルレイア先輩…。俺もまだまだ修行が足りないな」
「ふっ。俺ほどにもなると、服の上からでも正確なサイズが分かるようになりますからね。精進してください」
「どんな修行だ。精進せんで良い!」
ルルシーには怒られたものの。
「…?Bって何?血液型?」
「アリューシャにはまだ早いからね」
アリューシャははてなマークを浮かべ、アイズがそれを宥める。
そして、シュノさんは。
「…私…ベーシュちゃんよりちっちゃい…」
しょぼーん、と落ち込んでいた。
まぁまぁ。そう落ち込むことはない。
「しかしルリシヤ、大きければ良いってものじゃないんですよ?」
「そうか?」
「そうですよ。おっぱいというのはですね、ルリシヤ…。大きさでも、形でもない…」
「…じゃあ、何なんだ?是非教えてくれ。後学の為に」
「…味と、感度です」
ルルシーが、ぶはっ、と噴き出していた。
俺、そんなにおかしなことを言ったか?
事実だぞ、事実。
「成程。さすがルレイア先輩…。大変勉強になるよ…俺も見習わなくちゃな」
「うふふ。でしょう?存分に見習ってください」
「…見習うな。こいつだけは見習うなルリシヤ」
いやんルルシーったら。
ルルシーも見習ってくれて良いのよ?
「そっか…。味と感度…そう、そうだよね」
ボリュームに乏しい自分の胸を見下ろして、シュノさんは自分に言い聞かせながら頷いていた。
で、アリューシャとアイズは。
「…?味?なんか美味いの?」
「アリューシャがもうちょっと大きくなったら、教えてあげるからね」
こちらはこちらで、平和だった。
「うめぇ。ルリマフィンうめぇ」
「アリューシャ。ぽろぽろ溢してるよ。ちゃんとお皿受けて食べて」
相変わらず、アイズはアリューシャのお世話に大変だが。
アリューシャの言う通り、ルリシヤのチョコマフィンは絶品であった。
うっかり食べ過ぎてしまいそうになるな…と思っていた、そのとき。
あることに気がついた。
「…あ、ルリシヤそれ」
「ん?」
「そのマグカップ…さてはベーシュちゃんマグカップですね?」
「ふふ。よく気づいたなルレイア先輩」
「勿論ですよ~!俺もそれのルトリアバージョン持ってますから!」
「…気づくも何も、思いっきり写真プリントしてあるじゃん…」
ルルシーが呆れて呟いていたが。
そうじゃないんだよ。人に指摘してもらえると嬉しいじゃん?「それ◯◯だよね!?」みたいな。
「俺のお気に入りなんだ」
「へぇ~。可愛いですもんね、ベーシュちゃん」
ゴスロリ布教したら、素直に着てくれたし。
超良い子だよ。
「これであともう少し、胸があれば完璧だったんだが…俺の見立てだと彼女…Bだよな?」
「惜しい。俺の見立てだと、彼女は限りなくC寄りのBです」
「おい、お前ら何の話だ。ってか結局Bなんじゃないか」
ルリシヤの見立てはなかなかだが、まだちょっと甘かったな。
「さすがルレイア先輩…。俺もまだまだ修行が足りないな」
「ふっ。俺ほどにもなると、服の上からでも正確なサイズが分かるようになりますからね。精進してください」
「どんな修行だ。精進せんで良い!」
ルルシーには怒られたものの。
「…?Bって何?血液型?」
「アリューシャにはまだ早いからね」
アリューシャははてなマークを浮かべ、アイズがそれを宥める。
そして、シュノさんは。
「…私…ベーシュちゃんよりちっちゃい…」
しょぼーん、と落ち込んでいた。
まぁまぁ。そう落ち込むことはない。
「しかしルリシヤ、大きければ良いってものじゃないんですよ?」
「そうか?」
「そうですよ。おっぱいというのはですね、ルリシヤ…。大きさでも、形でもない…」
「…じゃあ、何なんだ?是非教えてくれ。後学の為に」
「…味と、感度です」
ルルシーが、ぶはっ、と噴き出していた。
俺、そんなにおかしなことを言ったか?
事実だぞ、事実。
「成程。さすがルレイア先輩…。大変勉強になるよ…俺も見習わなくちゃな」
「うふふ。でしょう?存分に見習ってください」
「…見習うな。こいつだけは見習うなルリシヤ」
いやんルルシーったら。
ルルシーも見習ってくれて良いのよ?
「そっか…。味と感度…そう、そうだよね」
ボリュームに乏しい自分の胸を見下ろして、シュノさんは自分に言い聞かせながら頷いていた。
で、アリューシャとアイズは。
「…?味?なんか美味いの?」
「アリューシャがもうちょっと大きくなったら、教えてあげるからね」
こちらはこちらで、平和だった。


