数時間後。
俺達はルルシー宅で、再会の祝杯をあげていた。
「んじゃー、ルレ公達の帰還を祝って…乾杯!」
「かんぱーい!」
「…ってか何で、アリューシャが音頭取ってんだ?」
ルルシー、そんなことは気にしちゃいけない。
それより、今夜は飲もう。
久々の、ルティス帝国産のワインだ。
そして食べよう。
何せ、久し振りのルルシーご飯なんだから。
「ん~…。やっぱりルルシーのご飯は最高ですね~」
帰ってきた気がするよ。ようやく。
「ルレイア、私のマッシュポテトも食べてみて」
「えぇ、勿論。…うん、美味しい。イケますよこれ」
「本当?えへへ…。嬉しい」
シュノさんも腕を上げたな。
「やっぱりルティス料理が美味しいですね」
「シェルドニアの料理って、そんなに不味いの?」
ブルスケッタを齧りながら、首を傾げるアリューシャ。
不味いって言うか…。不味くはないけど…。
「食材がゲテモノなんですよ。ミミズペーストとか…」
「キモッ!ミミズ食うの!?原始人かよ」
いや、その辺にいるミミズじゃなくて、多分食用ミミズなんだろう。
それなりに加工もされてるんだろう。
でも。
…フルーツを潰してジャムにしました、というのと…ミミズを潰してペーストにしました、の二択だったら…前者を選ばない?
「食文化の違いってことだね…。シェルドニアは色々独特な文化を持った国だからね」
洗脳システムとかね。
何もかも真っ白が好きなところとか。
全く、肌に合わない国だったよ。
「正直もう二度と行きたくないですよ。シェルドニア王国に行くくらいなら、箱庭帝国に行った方が…あ」
「…あ?」
…思い出した。
「…ルアリスに何も言ってない。帰ってきたこと」
「…言えよ」
あー、忘れてたごめんルアリス。
「ちょっと、電話してきますよ」
「早く言ってやれ」
一応、あれで心配してくれたんだろうからね。
早いところ、無事の帰還を報告してやらねば。
俺達はルルシー宅で、再会の祝杯をあげていた。
「んじゃー、ルレ公達の帰還を祝って…乾杯!」
「かんぱーい!」
「…ってか何で、アリューシャが音頭取ってんだ?」
ルルシー、そんなことは気にしちゃいけない。
それより、今夜は飲もう。
久々の、ルティス帝国産のワインだ。
そして食べよう。
何せ、久し振りのルルシーご飯なんだから。
「ん~…。やっぱりルルシーのご飯は最高ですね~」
帰ってきた気がするよ。ようやく。
「ルレイア、私のマッシュポテトも食べてみて」
「えぇ、勿論。…うん、美味しい。イケますよこれ」
「本当?えへへ…。嬉しい」
シュノさんも腕を上げたな。
「やっぱりルティス料理が美味しいですね」
「シェルドニアの料理って、そんなに不味いの?」
ブルスケッタを齧りながら、首を傾げるアリューシャ。
不味いって言うか…。不味くはないけど…。
「食材がゲテモノなんですよ。ミミズペーストとか…」
「キモッ!ミミズ食うの!?原始人かよ」
いや、その辺にいるミミズじゃなくて、多分食用ミミズなんだろう。
それなりに加工もされてるんだろう。
でも。
…フルーツを潰してジャムにしました、というのと…ミミズを潰してペーストにしました、の二択だったら…前者を選ばない?
「食文化の違いってことだね…。シェルドニアは色々独特な文化を持った国だからね」
洗脳システムとかね。
何もかも真っ白が好きなところとか。
全く、肌に合わない国だったよ。
「正直もう二度と行きたくないですよ。シェルドニア王国に行くくらいなら、箱庭帝国に行った方が…あ」
「…あ?」
…思い出した。
「…ルアリスに何も言ってない。帰ってきたこと」
「…言えよ」
あー、忘れてたごめんルアリス。
「ちょっと、電話してきますよ」
「早く言ってやれ」
一応、あれで心配してくれたんだろうからね。
早いところ、無事の帰還を報告してやらねば。


