The previous night of the world revolution4~I.D.~

俺達は、『青薔薇連合会』本部に行く前に、コーヒーショップに立ち寄ってベーグルサンドを購入し。

それを食べながら、本部に向かうことにした。

「うま~」

「あぁ…美味いな。特にミミズペーストとかセミの塩漬けとか入ってない辺りが最高に…」

ルルシーが何か呟いてる。

シェルドニア料理って、味はともかく食材はゲテモノ揃いだもんね。

「ルルシー。それ美味しいです?」

「ん?美味しいよ」

ルルシーが食べているのは、チキンと野菜を挟んだベーグルサンド。

俺のは、クリームチーズと生ハムのベーグルサンドである。

どっちもそそられるメニューだよね。

「一口く~ださい」

「良いよ」

こういう、直接ガブッとかぶりつく系の食べ物って、シェアするの嫌がる人多いよね。

恋人同士でも抵抗があるだろう。

しかし、俺とルルシーは気にしない。

生き死にを共にしてたら、もうそんなつまらないこと気にしないようになるよ。

気にせずかぷっと齧る。美味い。

「うまうま~」

「良かったな」

ルルシー優しい。

やっぱりルティス帝国の料理は、ルティス人向けだから美味しいな。

舌に馴染んでると言うか。

すると。

「ん?誰かと思ったら俺の尊敬する先輩達じゃないか」

聞き覚えのある声がして、ルルシーと二人で振り向くと。

「あ、ルリシヤ」

「おはよう、ルレイア先輩、ルルシー先輩も」

俺達と同じくベーグルサンドを手にした、ルリシヤであった。

わー。気が合うね俺達。

「ルリシヤもベーグルですか。中身何ですか?それ」

「クリームチーズとブルーベリー」

フルーツ系だ。それも良いよね。

「久々にルティス帝国の飲食店で食べたくてな。やっぱり口に合うものは良いな」

「ですよね~」

たかだかベーグルサンドくらいで、と思うかもしれないが。

あれだけ長く外国にいると、コーヒーショップのベーグルサンドでも、恋しく思えてくるものなんだよ。これが。