The previous night of the world revolution4~I.D.~

懐かしい『青薔薇連合会』本部に戻ると、そこには。

「お帰りなさい、ルルシーさん。ルレイアさん、ルリシヤさんも」

ルルシーの右腕、ルヴィアさんが待っていた。

わー…。懐かしい。

「ルヴィア…。ただいま。それと…嫁、巻き込んで悪かった」

ルルシーは、まずルヴィアさんに謝罪した。

何のことかと思ったが、そういえば…俺が洗脳されている間、ルルシーとルリシヤは、ルヴィアさん嫁に連絡を入れたんだったな。

「待て待て、提案したのは俺だ。拷問にかけるなら、俺にしてくれ」

ルリシヤが名乗り出るも、ルヴィアさんはゆっくりと首を横に振った。

「いいえ。無事に帰ってきてくれたので…今回は、良いです」

今回はってことは、次はもうやめてね、ってことだな。

次回なんてあってたまるか。

「それより、ルルシーさん。自宅まで送ります」

「ん、あぁ…。ありがとう」

「丁度良いや、ルヴィアさん。俺も一緒に送ってください。ルルシーん家に帰るので」

「分かりました」

ルヴィアさんは快諾してくれたが、ルルシーは。

「…何でお前が俺の家に帰るんだ?」

この渋い顔である。

「夫婦なんだから、同じ家に帰るのは当然でしょう?」

「誰が夫婦だって?」

「ちゅーしたじゃないですか~」

あれを忘れたとは言わせないぞ?

あれは婚約のちゅーだろう?

「ふざけんな。誰がお前と夫婦なんか…」

「ふざけてないですよ。真面目な話です」

「…」

…向こうでは、余裕がなくて出来なかったからな。

帰ってから、改めてと思っていたのだ。

俺の真意を察してくれたらしく、ルルシーはハッとして、それから。

「…分かったよ。ルヴィア、ルレイアも一緒に頼む」

「はい」

ルヴィアさんは、詳しく尋ねることもなく、ただ嬉しそうに頷いただけだった。