The previous night of the world revolution4~I.D.~

「…俺も触る」

ルレイアが、小さな声でぽつりと呟いた。

「は?」

「俺もルルシーのおっぱい触る!メイド服脱がせっこする!」

両手をにぎにぎしながら、ルレイアが俺に迫ってきた。

あぶなっ。

「はぁ!?脱がせっこなんてしてねぇよ!」

勝手に話を盛るな!

すると、ルリシヤがまたしてもルレイア火山に爆弾を投下する。

「ついでにルレイア先輩が洗脳されている間、俺達は新婚夫婦として二人暮らし用のアパートに暮らしてたぞ。あぁ、それから夜にホテルに行ったこともあったな」

おまっ…!

そりゃ確かに事実だけど、でもあれは身を隠す為に仕方なく…。

夜にホテルに行ったのは、ルティス帝国にいるアイズ達と連絡を取る為で…。

「ズルいぃぃぃっ!俺も!俺もルルシーとホテル行く!ホテル行ってメイド服プレイする!」

「してねーよ適当なこと言うなルリシヤ!」

「うわぁぁぁん俺のルルシーなのにぃぃぃ!俺もルルシーとちゅっちゅする~っ!」

「離れろ馬鹿!」

ってかルリシヤ!にやにやするな!

涙目で迫ってくるルレイアを、必死に押さえる。

忘れとけば良いものを…!

「ふぇぇぇん、ルルシーのメイド服~…。もっかい見たい~」

「断る」

「元気を出せルレイア先輩。ほら、ルルシー先輩のメイド服写真、ちゃんと隠し撮りしてるから。これを見て」

「えっ!本当に?見る見る、見ま~す!」

「はぁ!?」

ルリシヤが差し出す写真を、るんるんと覗くルレイア。

「…お前、いつの間に写真なんて…!」

持ってなかったじゃないか。カメラなんて。

ヘールシュミット邸に侵入した、あの緊迫した状況で。

は?いつの間に撮ったの?マジで。

「あんなお宝シーンを、俺が逃す訳がないだろう。生着替えシーンも撮ってあるから、これで元気を出してくれルレイア先輩」

「わぁい!元気出る~♪」

「はぁぁぁっ!?」

…お前、何してくれてんの?

…正気か?

「それに…ほら、これは『白雪姫大作戦』でルルシー先輩がルレイア先輩にキスをした、あの伝説のシーンだ。ばっちり撮影してあるからな。是非待ち受けにしてくれ」

「やったぁルリシヤ!あなた最高の後輩ですよ! 拡大コピーしてポスターにしても良いですか?」

「勿論だ」

「良い訳ないだろ馬鹿共!」

ふざけんなルリシヤ。

あのときお前、ルレイアに撃たれてただろ。いつの間にカメラ構えてたんだよ!

本当に撃たれたのかお前?

「うふふ。お宝画像ですね~」

「全くだ。うっかり俺も萌えそうになってくるな」

「…」

二人して、にやにやとお宝画像(?)を見つめるルレイアとルリシヤ。

…こいつらさ、ちょっと…帰る前に、一回下の海に落として丸洗いした方が良いんじゃないか、と思った。