この中に、ラトヴィがいるのだろうか。
それとも、赤の他人?
中を開けて、確認したいところだが…。
「鍵がかかってますね」
扉には、重い南京錠がぶら下がっていた。
「しまったな…鍵、上で持ってくれば良かった。取ってくるよ」
と、ルルシー。
しかし。
「大丈夫ですよルルシー。俺のデスサイズでぶっ壊しますから」
俺は、持参したルレイア専用武器…死神の鎌で、南京錠を一刀両断した。
「さすがルレイアデスサイズ。素晴らしい切れ味ですね」
「…あのさ、今更だけど…お前いつから、武器まで死神になったんだ?」
「えへへ」
「褒めてないんだけど」
俺にとって「死神」は、褒め言葉みたいなもんだから。
ルルシーに褒められちゃったー。やったー。
「そもそもルルシー先輩。俺がいる限り、南京錠に鍵は必要ないぞ?」
「…そういやそうだったな…」
ルリシヤを閉じ込めておくのは、俺を閉じ込めておくよりも難しいくらいだからな。
ヘールシュミット邸の監禁室からも、鮮やかに脱出してたし。
俺があのときルレイアだったなら、あんなチャチな監禁室でルリシヤを監禁するなんて、とてもではないが無理だと分かっていただろうに。
愚かにもルシファーだったものだから、そんな当たり前のことにさえ気づけなかった。
全く。洗脳されていたときのことは、最早黒歴史だな。
「お邪魔しまーす」
俺は鉄の扉を蹴っ飛ばして、室内に入った。
「こらルレイア。お前と来たら…まずはノックをして入れと、何度も言ってるだろ」
「ちゃんとノックしたじゃないですか」
「ドアを蹴っ飛ばすのはノックじゃねぇ。すぐそこにいたらどうするんだよ」
あ、ごめん。
俺が蹴っ飛ばした鉄の扉が、中にいたラトヴィに直撃して死ぬようなことになったら。
めちゃくちゃ滑稽で、腹抱えて笑うと思うけど、でも俺がそんな間抜けな殺し方しちゃったら、華弦に申し訳ないからな。
「あぁ済みません。生きてます?」
「…!?」
幸い。
中にいた人物は、入り口からは離れたところに座っていたようで。
いきなり乱入してきた来訪者に驚き、ぎょっとした顔でこちらを見つめていた。
…こいつがラトヴィ?
よく考えたら、俺、ラトヴィの顔知らないんだよな。
縦ロールの弟なんだからどうせ縦ロールだろうと思っていたけど。
全然縦ロールじゃないので、ちょっとびっくりである。
どちら様?こいつ。
それとも、赤の他人?
中を開けて、確認したいところだが…。
「鍵がかかってますね」
扉には、重い南京錠がぶら下がっていた。
「しまったな…鍵、上で持ってくれば良かった。取ってくるよ」
と、ルルシー。
しかし。
「大丈夫ですよルルシー。俺のデスサイズでぶっ壊しますから」
俺は、持参したルレイア専用武器…死神の鎌で、南京錠を一刀両断した。
「さすがルレイアデスサイズ。素晴らしい切れ味ですね」
「…あのさ、今更だけど…お前いつから、武器まで死神になったんだ?」
「えへへ」
「褒めてないんだけど」
俺にとって「死神」は、褒め言葉みたいなもんだから。
ルルシーに褒められちゃったー。やったー。
「そもそもルルシー先輩。俺がいる限り、南京錠に鍵は必要ないぞ?」
「…そういやそうだったな…」
ルリシヤを閉じ込めておくのは、俺を閉じ込めておくよりも難しいくらいだからな。
ヘールシュミット邸の監禁室からも、鮮やかに脱出してたし。
俺があのときルレイアだったなら、あんなチャチな監禁室でルリシヤを監禁するなんて、とてもではないが無理だと分かっていただろうに。
愚かにもルシファーだったものだから、そんな当たり前のことにさえ気づけなかった。
全く。洗脳されていたときのことは、最早黒歴史だな。
「お邪魔しまーす」
俺は鉄の扉を蹴っ飛ばして、室内に入った。
「こらルレイア。お前と来たら…まずはノックをして入れと、何度も言ってるだろ」
「ちゃんとノックしたじゃないですか」
「ドアを蹴っ飛ばすのはノックじゃねぇ。すぐそこにいたらどうするんだよ」
あ、ごめん。
俺が蹴っ飛ばした鉄の扉が、中にいたラトヴィに直撃して死ぬようなことになったら。
めちゃくちゃ滑稽で、腹抱えて笑うと思うけど、でも俺がそんな間抜けな殺し方しちゃったら、華弦に申し訳ないからな。
「あぁ済みません。生きてます?」
「…!?」
幸い。
中にいた人物は、入り口からは離れたところに座っていたようで。
いきなり乱入してきた来訪者に驚き、ぎょっとした顔でこちらを見つめていた。
…こいつがラトヴィ?
よく考えたら、俺、ラトヴィの顔知らないんだよな。
縦ロールの弟なんだからどうせ縦ロールだろうと思っていたけど。
全然縦ロールじゃないので、ちょっとびっくりである。
どちら様?こいつ。


