The previous night of the world revolution4~I.D.~

「さてと…。アシミムのゲロ顔も見飽きてきましたし、ミレド王ぶっ殺しに行きますか」

「だな。俺も早くルティス帝国に帰りたい。そろそろ『frontier』のコラボマニキュアが発売されてるはずだ」

そういえば。

俺も予約してたのにぃ~…。帰ったら速攻塗らなきゃ。

「おまえら、一応シェルドニア国王の暗殺だぞ?そんな遠足感覚で…」

やれやれ、と呆れるルルシー。

俺としては遠足感覚ですらないよ。ただの、近所のお出掛け。

さっさと終わらせて、さっさと帰りたいところだ。

「でも…。暗殺は、どうやって行いますの?まだ、毒薬の用意も…」

おろおろと口を出すアシミム。お前まだいたのか。

「馬鹿ですねぇ、あなた。まだ分からないんですか?」

「え…」

ここまで痛い目に遭わされておきながら、まだ学習しないとは、嘆かわしい。

ルアリスの方が、余程物覚えが良いぞ。

「…俺達三人が本気を出して、出来ないことがあるとお思いで?」




洗脳なんて糞みたいな手段を使わなきゃ、何も出来ないような人間の集まりなんざ。

ハナから、正気の俺の敵ではない。