観念したのか、殺される覚悟が出来たのか。
アシミムはぶるぶる震えながらも、必死に命乞いしてきた。
ただし、自分の命ではない。
「お、お願いだから…。ラトヴィは…ラトヴィの命だけは…。わたくしはどうなっても良いから…ラトヴィは…」
…この期に及んで、弟の身を案じるか。
糞女だな。こいつは。
「…あのねぇ。あなたの大好きな弟、あなたに負けないくらいの糞野郎だと思うんですけど。あんな糞野郎を助けてーなんて、馬鹿なんですか?」
お前の次に早く死んだ方が良い人間だと思うよ。あいつ。
その次がミレド王な。
お前の血筋、クズしかいないな。
一族郎党根絶やしにした方が、世間様の為なんじゃないの?
「あの子を助けてくれるのなら…何でもしますわ。わたくしに出来ることなら、何でも…!」
「何でも…?ふぅん…。なら、とりあえずそのムカつく縦ロールを切り落としてもらいましょうか」
俺は、ナイフをアシミムの前に転がした。
俺、こいつのせいで洗脳されて、ルルシーを殺しかけたし。
そのくらいやっても文句言われないだろ。
それで弟が助けてもらえるなら何でもする、というのは本気だったようで。
アシミムは震える手でナイフを取り、自分の髪に当てた。
…ちっ。
「馬鹿が」
俺はアシミムの手を蹴り飛ばしてやった。
アシミムの手からすっ飛んだナイフが、壁に当たって落ちた。
ババァの断髪式なんか見ても、何も面白くない。
ゲロ顔は、もう充分だ。
「おい、ルレイア…」
見るに耐えなくなったらしく、ルルシーが俺を促した。
そうですね。もう良いや。
「つまらなくなったので、もう終わりにしましょう」
「…!駄目だ、この方を殺しては…!」
「わたくしは…!わたくしはどうなっても良い。ラトヴィを…!」
ルシードとアシミム。意見が食い違ってますけど。
「…悪いですけど、どちらの言い分も聞いてあげません」
二人のシェルドニア人が、血相を変えて絶望に震える様を充分に堪能したので。
そろそろ、ネタばらしと行こう。
「…アシミムさん。俺達は今からミレド王を殺しに行ってきます。そして弟さんを取り戻してあげますよ」
「…え?」
アシミムの顔は、写真に撮っておきたいくらい間抜けなものだった。
アシミムはぶるぶる震えながらも、必死に命乞いしてきた。
ただし、自分の命ではない。
「お、お願いだから…。ラトヴィは…ラトヴィの命だけは…。わたくしはどうなっても良いから…ラトヴィは…」
…この期に及んで、弟の身を案じるか。
糞女だな。こいつは。
「…あのねぇ。あなたの大好きな弟、あなたに負けないくらいの糞野郎だと思うんですけど。あんな糞野郎を助けてーなんて、馬鹿なんですか?」
お前の次に早く死んだ方が良い人間だと思うよ。あいつ。
その次がミレド王な。
お前の血筋、クズしかいないな。
一族郎党根絶やしにした方が、世間様の為なんじゃないの?
「あの子を助けてくれるのなら…何でもしますわ。わたくしに出来ることなら、何でも…!」
「何でも…?ふぅん…。なら、とりあえずそのムカつく縦ロールを切り落としてもらいましょうか」
俺は、ナイフをアシミムの前に転がした。
俺、こいつのせいで洗脳されて、ルルシーを殺しかけたし。
そのくらいやっても文句言われないだろ。
それで弟が助けてもらえるなら何でもする、というのは本気だったようで。
アシミムは震える手でナイフを取り、自分の髪に当てた。
…ちっ。
「馬鹿が」
俺はアシミムの手を蹴り飛ばしてやった。
アシミムの手からすっ飛んだナイフが、壁に当たって落ちた。
ババァの断髪式なんか見ても、何も面白くない。
ゲロ顔は、もう充分だ。
「おい、ルレイア…」
見るに耐えなくなったらしく、ルルシーが俺を促した。
そうですね。もう良いや。
「つまらなくなったので、もう終わりにしましょう」
「…!駄目だ、この方を殺しては…!」
「わたくしは…!わたくしはどうなっても良い。ラトヴィを…!」
ルシードとアシミム。意見が食い違ってますけど。
「…悪いですけど、どちらの言い分も聞いてあげません」
二人のシェルドニア人が、血相を変えて絶望に震える様を充分に堪能したので。
そろそろ、ネタばらしと行こう。
「…アシミムさん。俺達は今からミレド王を殺しに行ってきます。そして弟さんを取り戻してあげますよ」
「…え?」
アシミムの顔は、写真に撮っておきたいくらい間抜けなものだった。


