アシミムさんは、ラトヴィさんを取り返そうと必死だった。
ラトヴィさんを無事に取り戻す為なら、何を引き換えにしても構わない、と本気で思っていたのだろう。
だからと言って、無関係の異国人を巻き込み、挙げ句洗脳までして従わせるなど…。
いくらなんでも、それは倫理に反すると思った。
「そんな…主よ、正気ですか。無関係の外国人を巻き込むなんて…」
「いいえ、わたくしはやりますわ。ラトヴィを取り戻すには…もうそうするしかありませんもの」
「…!」
アシミムさんの目は、決意に燃えていた。
「あの子を取り戻す為なら、わたくしは…」
「…」
俺がいくら説得しても…無意味だと思われた。
外道に落ちてでも…ラトヴィさんを取り戻したい、と。
彼女がそこまで覚悟しているのなら…最早、止めることは出来ない。
それに何より、俺はアシミムさんの騎士であろうと誓ったのだ。
ならば俺がやるべきことは、アシミムさんの説得ではない。
「…分かりました。お手伝い致します」
彼女を助け、支え、そして一緒に罪を背負うことだ。
「叔父を暗殺してもらうんですもの。並大抵の人間じゃ務まりませんわ。何処かに、適任はいないかしら」
彼女がそう言うので、俺は時間をかけて調べた。
アシミムさんの手先として、ミレド王の暗殺を引き受けてくれそうな人材を。
罪悪感はあったが、それよりもアシミムさんへの忠誠心の方が勝っていた。
幾度となく、いっそ俺が、刺し違えてでもミレド王を殺そうかと思った。
だが、それは出来ない。
アシミムさんの腹心である俺が、ミレド王を殺したことがバレたら…アシミムさんの陰謀を疑われ、彼女が捕まってしまう。
だからミレド王を殺すのは、あくまでもアシミムさんとは無関係の人間でなくては。
そこで白羽の矢が立ったのは、ルティス帝国にあるマフィア『青薔薇連合会』の幹部二人だった。
ラトヴィさんを無事に取り戻す為なら、何を引き換えにしても構わない、と本気で思っていたのだろう。
だからと言って、無関係の異国人を巻き込み、挙げ句洗脳までして従わせるなど…。
いくらなんでも、それは倫理に反すると思った。
「そんな…主よ、正気ですか。無関係の外国人を巻き込むなんて…」
「いいえ、わたくしはやりますわ。ラトヴィを取り戻すには…もうそうするしかありませんもの」
「…!」
アシミムさんの目は、決意に燃えていた。
「あの子を取り戻す為なら、わたくしは…」
「…」
俺がいくら説得しても…無意味だと思われた。
外道に落ちてでも…ラトヴィさんを取り戻したい、と。
彼女がそこまで覚悟しているのなら…最早、止めることは出来ない。
それに何より、俺はアシミムさんの騎士であろうと誓ったのだ。
ならば俺がやるべきことは、アシミムさんの説得ではない。
「…分かりました。お手伝い致します」
彼女を助け、支え、そして一緒に罪を背負うことだ。
「叔父を暗殺してもらうんですもの。並大抵の人間じゃ務まりませんわ。何処かに、適任はいないかしら」
彼女がそう言うので、俺は時間をかけて調べた。
アシミムさんの手先として、ミレド王の暗殺を引き受けてくれそうな人材を。
罪悪感はあったが、それよりもアシミムさんへの忠誠心の方が勝っていた。
幾度となく、いっそ俺が、刺し違えてでもミレド王を殺そうかと思った。
だが、それは出来ない。
アシミムさんの腹心である俺が、ミレド王を殺したことがバレたら…アシミムさんの陰謀を疑われ、彼女が捕まってしまう。
だからミレド王を殺すのは、あくまでもアシミムさんとは無関係の人間でなくては。
そこで白羽の矢が立ったのは、ルティス帝国にあるマフィア『青薔薇連合会』の幹部二人だった。


