俺にとって、アシミムさんは救い主だった。
けれどアシミムさんに、何一つ後ろ暗いところがない、とは言わない。
彼女は俺を可愛がってくれたけど、でもそれ以上に可愛がっているものがあった。
それが、彼女の弟…ラトヴィさんだった。
恐らく、俺を可愛がってくれたのも…この弟の姿と俺を重ねていた、という理由もあるのだろう。
ラトヴィさんは、アシミムさんの弟ではあったけど、アシミムさんとは大きく違っていた。
俺はラトヴィさんのことが、昔から苦手だった。
だって彼の目は、俺がこれまで仕えていた、前の主人二人と同じなのだから。
意地悪で、残虐で…冷酷な男の目だった。
事実、彼が自分の奴隷を痛め付けたり、乱暴に振る舞っているところを目撃したこともある。
アシミムさんは、弟の暴力的な行いに心を痛めていた。
しかし、ラトヴィさんは姉であるアシミムさんには優しかったし、アシミムさんは弟に甘いところもあったから、結局黙殺してしまっていた。
弟可愛さで、全て許してしまっていたのだ。
そして、そのラトヴィさんがミレド王に囚われてしまってからというもの…アシミムさんは、『白亜の塔』に異常な関心を向けるようになった。
けれどアシミムさんに、何一つ後ろ暗いところがない、とは言わない。
彼女は俺を可愛がってくれたけど、でもそれ以上に可愛がっているものがあった。
それが、彼女の弟…ラトヴィさんだった。
恐らく、俺を可愛がってくれたのも…この弟の姿と俺を重ねていた、という理由もあるのだろう。
ラトヴィさんは、アシミムさんの弟ではあったけど、アシミムさんとは大きく違っていた。
俺はラトヴィさんのことが、昔から苦手だった。
だって彼の目は、俺がこれまで仕えていた、前の主人二人と同じなのだから。
意地悪で、残虐で…冷酷な男の目だった。
事実、彼が自分の奴隷を痛め付けたり、乱暴に振る舞っているところを目撃したこともある。
アシミムさんは、弟の暴力的な行いに心を痛めていた。
しかし、ラトヴィさんは姉であるアシミムさんには優しかったし、アシミムさんは弟に甘いところもあったから、結局黙殺してしまっていた。
弟可愛さで、全て許してしまっていたのだ。
そして、そのラトヴィさんがミレド王に囚われてしまってからというもの…アシミムさんは、『白亜の塔』に異常な関心を向けるようになった。


