その日から、俺の生活は変わった。
重労働を課せられることはなくなり、俺がやる仕事と言えば、精々アシミムさんの身の回りの世話を手伝うくらい。
しかも、仕事をさせられる代わりに、勉強をさせてもらえるようになった。
これまでの主人のもとでは、決して考えられなかった。
前の主人は二人共、奴隷を人間だとは思っていなかった。
人間ですらない奴隷に、教育の必要はない。
だから俺も、母も、自分の名前さえ書けなかった。
しかし、アシミムさんはそんな俺に、わざわざ家庭教師をつけて勉強させてくれた。
ただの奴隷の為に、何故そこまでするのかと思った。
アシミムさんは、俺を自分の腹心にしたかったのだ。
だから知識と教養を与え、大事に俺を育てた。
俺に対して恩を売り、将来的にその恩を返させよう、なんて打算もあったのだろう。
でも、俺は嬉しかった。
自分に期待してくれている、信用してくれていると思うと、アシミムさんに利用されることなんて少しも嫌ではなかった。
むしろ彼女の為に働けると思うと、名誉なことだと思った。
俺はアシミムさんの為に、必死に勉強した。
そして、彼女の身を守るボディーガードになろうと、俺の故郷である東方から来た師範に習い、刀の腕を磨いた。
主であり、母であり、俺を救った救世主でもあるアシミムさんを、俺が守るのだ。
俺の命を救ってくれたように。
今度は、俺がアシミムさんを守る。
俺はその誓いを、今に至るまでずっと忘れたことはない。
それが、俺の生きる理由なのだ。
重労働を課せられることはなくなり、俺がやる仕事と言えば、精々アシミムさんの身の回りの世話を手伝うくらい。
しかも、仕事をさせられる代わりに、勉強をさせてもらえるようになった。
これまでの主人のもとでは、決して考えられなかった。
前の主人は二人共、奴隷を人間だとは思っていなかった。
人間ですらない奴隷に、教育の必要はない。
だから俺も、母も、自分の名前さえ書けなかった。
しかし、アシミムさんはそんな俺に、わざわざ家庭教師をつけて勉強させてくれた。
ただの奴隷の為に、何故そこまでするのかと思った。
アシミムさんは、俺を自分の腹心にしたかったのだ。
だから知識と教養を与え、大事に俺を育てた。
俺に対して恩を売り、将来的にその恩を返させよう、なんて打算もあったのだろう。
でも、俺は嬉しかった。
自分に期待してくれている、信用してくれていると思うと、アシミムさんに利用されることなんて少しも嫌ではなかった。
むしろ彼女の為に働けると思うと、名誉なことだと思った。
俺はアシミムさんの為に、必死に勉強した。
そして、彼女の身を守るボディーガードになろうと、俺の故郷である東方から来た師範に習い、刀の腕を磨いた。
主であり、母であり、俺を救った救世主でもあるアシミムさんを、俺が守るのだ。
俺の命を救ってくれたように。
今度は、俺がアシミムさんを守る。
俺はその誓いを、今に至るまでずっと忘れたことはない。
それが、俺の生きる理由なのだ。


