用意された客室に辿り着いた俺達は、早速部屋に入ってみた。
「おぉ~…広い!快適ですね~!」
「あぁ…さすがスイートルームだな」
俺は、早速ベッドに寝そべってみた。
わぁい、ふかふか。
「こんなベッドで眠れるなんて~。夜が楽しみですね~」
「…なぁ、ルレイア」
「はい?」
「素朴な疑問なんだが…何でベッドが一つしかないんだ?」
うん?
ルルシーったら、何を当たり前のことを。
「これダブルベッドですよ、ルルシー」
「…まさか…とは思うが」
「はい?」
「…二人で一緒のベッドに寝るとか、言わないよな?」
「いや~んルルシーったら。新婚夫婦のお部屋なんだから、ベッドを共にするのは当然じゃないですか。ルルシーのあ~んなとこや、そ~んなとこをたっぷりと触りまくって…」
「…ルリシヤ!先輩命令だ。今夜、俺と部屋替わってくれ」
「ちょっとルルシぃぃぃ!何処行くんですか」
お隣のルリシヤの部屋に行こうとするルルシーを、俺は羽交い締めにして止めた。
ルルシー、あなたのお部屋はここだから。
そっちはルリシヤの部屋だから。
「俺と一緒に寝ましょうよ~ルルシー!」
「嫌に決まってるだろ!何が嬉しくてお前と同じベッドで寝なきゃならんのだ!俺はルリシヤの部屋に行く!離せ!」
「俺も嫌ですぅ~!ルルシーと一緒が良い!」
などと、部屋の入り口付近で揉めていると。
騒ぎを聞き付けたルリシヤが、ひょこっと顔を出した。
「どうしたんだ二人共、騒がしいな。早速夫婦喧嘩か?」
「夫婦じゃねぇ。ルリシヤ、今晩お前の部屋に泊めてくれ」
「泊めてくれって…。俺の部屋もダブルベッドだぞ?」
そうそう。ルリシヤと並んで寝なきゃならなくなるよ。
ツインじゃないんだから。
しかし。
「別に良い。ルレイアじゃなきゃ誰が隣でも良いから、お前の部屋で寝させてくれ」
「嫌ぁぁぁぁ!ルルシぃぃぃ!」
新婚旅行なのに!夫婦が別々の部屋に寝るなんて、そんなことアリ?
すると、ルリシヤは。
「悪いなルルシー先輩。俺は愛用の等身大ベーシュちゃん抱き枕と寝るから、ルルシー先輩の入り込む隙はないんだ」
「ナイスルリシヤ!あなた最高の後輩ですよ!」
「照れるな。ありがとう」
「ぐぬっ…。なんてものを持ってきてるんだお前…」
ベーシュちゃん抱き枕良いよね。
あれがルルシー抱き枕だったら、俺は在庫ごと買い占めるよ。
「なら床で良い。床で良いから、ルレイアと寝るのだけは勘弁…」
「はいはいルルシー様一名ごあんな~い。俺と同じベッドで寝ましょうね~」
「ばっ、嫌だって言ってるだろ!何が嬉しくてお前と同じベッドに…離せ!」
「諦めろルルシー先輩。筋肉痛になったときの為に、湿布は用意しておいてやるから」
「洒落になってねぇぞ!離せルレイア!」
「今夜は楽しみましょうねルルシー。朝まで寝かせませんよ…?」
「助けろルリシヤぁぁぁっ!」
ずるずるずる、とルルシーを引き摺り。
俺は、自分の部屋にルルシーを連れ帰ったのであった。
うふふ。
「おぉ~…広い!快適ですね~!」
「あぁ…さすがスイートルームだな」
俺は、早速ベッドに寝そべってみた。
わぁい、ふかふか。
「こんなベッドで眠れるなんて~。夜が楽しみですね~」
「…なぁ、ルレイア」
「はい?」
「素朴な疑問なんだが…何でベッドが一つしかないんだ?」
うん?
ルルシーったら、何を当たり前のことを。
「これダブルベッドですよ、ルルシー」
「…まさか…とは思うが」
「はい?」
「…二人で一緒のベッドに寝るとか、言わないよな?」
「いや~んルルシーったら。新婚夫婦のお部屋なんだから、ベッドを共にするのは当然じゃないですか。ルルシーのあ~んなとこや、そ~んなとこをたっぷりと触りまくって…」
「…ルリシヤ!先輩命令だ。今夜、俺と部屋替わってくれ」
「ちょっとルルシぃぃぃ!何処行くんですか」
お隣のルリシヤの部屋に行こうとするルルシーを、俺は羽交い締めにして止めた。
ルルシー、あなたのお部屋はここだから。
そっちはルリシヤの部屋だから。
「俺と一緒に寝ましょうよ~ルルシー!」
「嫌に決まってるだろ!何が嬉しくてお前と同じベッドで寝なきゃならんのだ!俺はルリシヤの部屋に行く!離せ!」
「俺も嫌ですぅ~!ルルシーと一緒が良い!」
などと、部屋の入り口付近で揉めていると。
騒ぎを聞き付けたルリシヤが、ひょこっと顔を出した。
「どうしたんだ二人共、騒がしいな。早速夫婦喧嘩か?」
「夫婦じゃねぇ。ルリシヤ、今晩お前の部屋に泊めてくれ」
「泊めてくれって…。俺の部屋もダブルベッドだぞ?」
そうそう。ルリシヤと並んで寝なきゃならなくなるよ。
ツインじゃないんだから。
しかし。
「別に良い。ルレイアじゃなきゃ誰が隣でも良いから、お前の部屋で寝させてくれ」
「嫌ぁぁぁぁ!ルルシぃぃぃ!」
新婚旅行なのに!夫婦が別々の部屋に寝るなんて、そんなことアリ?
すると、ルリシヤは。
「悪いなルルシー先輩。俺は愛用の等身大ベーシュちゃん抱き枕と寝るから、ルルシー先輩の入り込む隙はないんだ」
「ナイスルリシヤ!あなた最高の後輩ですよ!」
「照れるな。ありがとう」
「ぐぬっ…。なんてものを持ってきてるんだお前…」
ベーシュちゃん抱き枕良いよね。
あれがルルシー抱き枕だったら、俺は在庫ごと買い占めるよ。
「なら床で良い。床で良いから、ルレイアと寝るのだけは勘弁…」
「はいはいルルシー様一名ごあんな~い。俺と同じベッドで寝ましょうね~」
「ばっ、嫌だって言ってるだろ!何が嬉しくてお前と同じベッドに…離せ!」
「諦めろルルシー先輩。筋肉痛になったときの為に、湿布は用意しておいてやるから」
「洒落になってねぇぞ!離せルレイア!」
「今夜は楽しみましょうねルルシー。朝まで寝かせませんよ…?」
「助けろルリシヤぁぁぁっ!」
ずるずるずる、とルルシーを引き摺り。
俺は、自分の部屋にルルシーを連れ帰ったのであった。
うふふ。


