The previous night of the world revolution4~I.D.~

俺はルアリスから、ミレド王のルティス帝国侵攻計画とやらの話を聞いた。

その上でルアリスにアイズ達への伝言を託し、それからまた通気孔を通ってルアリスの部屋を後にした。

翌日、ルアリスはミレド王に挨拶して、慌ただしくシェルドニア王国を出ていった。

全くあの男、恩人だの恩返しだの、考えることがお子様じみてて、本当にあんなのが国家元首で良いのかと呆れるが。

今回ばかりは、あのお子様思考に助けられた。

「…さてと」

俺も、これからのことを考えなければならないな。