「ところでルレイア先輩…。その様子だと、洗脳されていたときの記憶はあるんだな?」
「そうですね。ありますよ」
…そのようだな。
「お陰で気持ち悪いったら…。ん?何ですか、この真っ白いセンスの欠片もない服は」
ルレイアは、今頃自分の格好に気づいたらしく。
帝国騎士団の制服さながら、清潔感溢れる白い衣装を見て、ドン引きしていた。
「道理でフェロモンの調子が悪いと思ったら…。うぇ。気持ち悪くなってきた」
白い服に嫌悪感を示す辺り…やっぱりルレイアなんだな。
「白って言うか赤いですけど…何この赤いの。ペンキ?」
「あぁ、それカラーボール…。ごめん」
洗っても落ちない仕様だとか…。
と、思ったら。
「うん?いや、ルルシー先輩に渡したのはケチャップボールだから。それケチャップ。洗えば落ちるぞ」
「は!?」
「ルレイア先輩にカラーボール投げるのは忍びなかったからな…。それでも死体の振りは出来るし」
いや、死体の振りしたい訳じゃないから。
これ、ケチャップなの?
そういえばちょっと…。トマト臭がするような…しないような…。
「…着替えるか?俺の服で良ければ、黒あるけど」
「是非ともそうしたいところですけど…今は無理ですね」
「無理…何で?」
「今の俺は、アシミムの手先ですから。この後アシミムのもとに帰らなきゃいけませんしね」
手先…って。
「ルレイア…洗脳は…解けたんじゃないのか?」
それなのに、まだアシミムのもとに戻るのか?
「解けてますよ。あの金髪糞縦ロール死ねば良いと思ってます」
良かった。この口の悪さ…間違いなくルレイアだ。
アシミムに忠誠心なんて、欠片も持ってなさそう。
「でも、だからと言って今あいつを裏切るのは得策ではない…そうですよね?ルリシヤ」
「あぁ、その通りだ」
ルリシヤが続けて言った。
「ルレイア先輩は取り戻したが、この国から出られない状況は変わらない。それなら、いっそルレイア先輩にミレドを殺してもらって、華弦がアシミムを無力化してくれるのを待った方が良い」
「…ふむ。俺が正気を失っている間に、何だか色々なことがあったようですね?」
「…そうだな」
「では、まずその話から聞きましょうか」
さっきまで、殺すか殺されるかの修羅場だったというのに。
会話自体は血生臭いものに変わりないが、ルレイアが味方に戻ったというだけで、随分気持ちが楽だった。
「そうですね。ありますよ」
…そのようだな。
「お陰で気持ち悪いったら…。ん?何ですか、この真っ白いセンスの欠片もない服は」
ルレイアは、今頃自分の格好に気づいたらしく。
帝国騎士団の制服さながら、清潔感溢れる白い衣装を見て、ドン引きしていた。
「道理でフェロモンの調子が悪いと思ったら…。うぇ。気持ち悪くなってきた」
白い服に嫌悪感を示す辺り…やっぱりルレイアなんだな。
「白って言うか赤いですけど…何この赤いの。ペンキ?」
「あぁ、それカラーボール…。ごめん」
洗っても落ちない仕様だとか…。
と、思ったら。
「うん?いや、ルルシー先輩に渡したのはケチャップボールだから。それケチャップ。洗えば落ちるぞ」
「は!?」
「ルレイア先輩にカラーボール投げるのは忍びなかったからな…。それでも死体の振りは出来るし」
いや、死体の振りしたい訳じゃないから。
これ、ケチャップなの?
そういえばちょっと…。トマト臭がするような…しないような…。
「…着替えるか?俺の服で良ければ、黒あるけど」
「是非ともそうしたいところですけど…今は無理ですね」
「無理…何で?」
「今の俺は、アシミムの手先ですから。この後アシミムのもとに帰らなきゃいけませんしね」
手先…って。
「ルレイア…洗脳は…解けたんじゃないのか?」
それなのに、まだアシミムのもとに戻るのか?
「解けてますよ。あの金髪糞縦ロール死ねば良いと思ってます」
良かった。この口の悪さ…間違いなくルレイアだ。
アシミムに忠誠心なんて、欠片も持ってなさそう。
「でも、だからと言って今あいつを裏切るのは得策ではない…そうですよね?ルリシヤ」
「あぁ、その通りだ」
ルリシヤが続けて言った。
「ルレイア先輩は取り戻したが、この国から出られない状況は変わらない。それなら、いっそルレイア先輩にミレドを殺してもらって、華弦がアシミムを無力化してくれるのを待った方が良い」
「…ふむ。俺が正気を失っている間に、何だか色々なことがあったようですね?」
「…そうだな」
「では、まずその話から聞きましょうか」
さっきまで、殺すか殺されるかの修羅場だったというのに。
会話自体は血生臭いものに変わりないが、ルレイアが味方に戻ったというだけで、随分気持ちが楽だった。


