10分後。
室内に、インターホンの音が鳴り響いた。
俺は緊張のあまり唇を舐めたが、ルリシヤは。
「…凄い。ルレイア先輩が、ちゃんとインターホンを押して入ってくるとは…」
何に驚いてるんだ、お前は。
確かにいつものあいつなら、お邪魔しまーすとか言いながら、問答無用でドア蹴っ飛ばすもんな。
すると。
「…こんなところに隠れているとは。かくれんぼが下手ですね」
案の定、双剣を持ったルレイアが入ってきた。
「…一人で来たのか?」
見たところ、ルシードが一緒に来てる様子はない。
そどころか、他の兵士の姿も見えない。ルレイア一人だけだ。
「えぇ。俺一人で充分ですから」
「…」
…まぁ、俺は実質戦力になっていないのだから、ルレイア一人だけで充分だろうが。
「投降してください。逃げないなら、命は保証しましょう」
「…ふ、愚かなり、ルレイア先輩。投降するのはそちらの方だ」
ルリシヤが、余裕の表情で緑のボールを指で転がしていた。
勿論演技だ。フレグランスボールだぞあれ。何の意味もない。
「俺達が何の準備もせず、ただ逃げていただけだと思ったか?」
「…何の準備をしていたと?」
「…よし、ルルシー先輩。言ってやれ」
「…」
作戦の第一段階。
まずは、ルレイアを説得する。
「…ルレイア。いい加減…目を覚ませ」
俺は、ルレイアの目を真っ直ぐに見た。
華弦は、ルレイアの人格はもう死んだと言っていたが。
俺は信じない。
ルレイアはまだ生きているだ。この身体の奥底に眠っているはず。
だから、それを呼び起こす。
室内に、インターホンの音が鳴り響いた。
俺は緊張のあまり唇を舐めたが、ルリシヤは。
「…凄い。ルレイア先輩が、ちゃんとインターホンを押して入ってくるとは…」
何に驚いてるんだ、お前は。
確かにいつものあいつなら、お邪魔しまーすとか言いながら、問答無用でドア蹴っ飛ばすもんな。
すると。
「…こんなところに隠れているとは。かくれんぼが下手ですね」
案の定、双剣を持ったルレイアが入ってきた。
「…一人で来たのか?」
見たところ、ルシードが一緒に来てる様子はない。
そどころか、他の兵士の姿も見えない。ルレイア一人だけだ。
「えぇ。俺一人で充分ですから」
「…」
…まぁ、俺は実質戦力になっていないのだから、ルレイア一人だけで充分だろうが。
「投降してください。逃げないなら、命は保証しましょう」
「…ふ、愚かなり、ルレイア先輩。投降するのはそちらの方だ」
ルリシヤが、余裕の表情で緑のボールを指で転がしていた。
勿論演技だ。フレグランスボールだぞあれ。何の意味もない。
「俺達が何の準備もせず、ただ逃げていただけだと思ったか?」
「…何の準備をしていたと?」
「…よし、ルルシー先輩。言ってやれ」
「…」
作戦の第一段階。
まずは、ルレイアを説得する。
「…ルレイア。いい加減…目を覚ませ」
俺は、ルレイアの目を真っ直ぐに見た。
華弦は、ルレイアの人格はもう死んだと言っていたが。
俺は信じない。
ルレイアはまだ生きているだ。この身体の奥底に眠っているはず。
だから、それを呼び起こす。


