「今回の作戦は、名付けて『白雪姫大作戦』だ」
「…何だ、それは」
妙にメルヘンだな、おい。
「分かりやすく言うと、今回はこちらからは攻めず、向こうから来てくれるのを待って、迎え撃つ方向で行く」
成程。それで白雪姫か。
あくまで王子様が向こうから来てくれるのを待つだけ、と。
「…それならシンデレラでも良いじゃないか」
あれも王子を待つだろ。
「シンデレラは駄目だ」
「何でだよ」
「好みじゃないから」
お前の好みで作戦名決めてるのかよ。
まぁ、作戦名なんて別にどうでも良い。何ならなくても構わない。
目的を達成出来さえすれば、それで良いのだ。
「これから俺達は、王都にある○○ホテルに引っ越して、ルレイア先輩に見つけてもらうのを待つ。あくまでルレイア先輩が見つけてくれるまでは、手出しはしない」
「…わざわざホテルに引っ越す理由は?」
「見つけてもらいやすくする為と、それから人の出入りの多いホテルなら、ルレイア先輩も大軍勢率いてくることはないだろう」
成程。
あくまで俺達の目的はルレイアだけなのだから、それ以外の人間が大挙して押し寄せてくると、とても邪魔。
「一番困るのは、ルレイア先輩とルシードが一緒に攻めてくることだ」
「…あの男、本当に得体が知れないもんな…」
何考えてるのか分からないし、実力も未知数だ。
とはいえ。
「華弦に聞いたところによると…華弦よりは強いらしいな」
「あぁ。そう言ってたな」
華弦も、腕には心得がある、と言っていたが。
ルシードはそれ以上ってことだ。
ルレイアほどではないだろうが…舐めてかかると、腕の一本くらいじゃ済まないだろう。
敵の力量を甘く見積もることほど、愚かな行為はない。
オルタンスくらいの実力はある、くらいに思っていた方が良い。
「でも、華弦曰く…ルレイアとルシードは、大して仲が良くないと言うじゃないか」
「…」
…事実か否かは不明だが。
華弦が言うには、ルシードはあまりルレイアを快く思っていないそうな。
と言うか、まだ信用しきっていないのだと思う。
「良かったな、ルルシー先輩」
「何がだよ?」
「ルレイア先輩とルシードが仲良しだったら、きっと死ぬほど不愉快だったと思うぞ」
「…うるせぇ。そりゃそうだろ」
想像してみる。ルレイアが、俺の代わりにルシードを相棒と呼んで、自分の隣に置き。
俺を忘れ、ルシードと仲良くしているところを。
…ぶっ殺してやろうか。あのルシード。
「ルルシー先輩。目に殺意が宿ってるぞ。八つ当たりはやめてくれ」
「あ、済まん…」
ルレイアが、俺以外の人間を相棒と呼ぶ。
俺には、到底我慢出来そうになかった。
「…何だ、それは」
妙にメルヘンだな、おい。
「分かりやすく言うと、今回はこちらからは攻めず、向こうから来てくれるのを待って、迎え撃つ方向で行く」
成程。それで白雪姫か。
あくまで王子様が向こうから来てくれるのを待つだけ、と。
「…それならシンデレラでも良いじゃないか」
あれも王子を待つだろ。
「シンデレラは駄目だ」
「何でだよ」
「好みじゃないから」
お前の好みで作戦名決めてるのかよ。
まぁ、作戦名なんて別にどうでも良い。何ならなくても構わない。
目的を達成出来さえすれば、それで良いのだ。
「これから俺達は、王都にある○○ホテルに引っ越して、ルレイア先輩に見つけてもらうのを待つ。あくまでルレイア先輩が見つけてくれるまでは、手出しはしない」
「…わざわざホテルに引っ越す理由は?」
「見つけてもらいやすくする為と、それから人の出入りの多いホテルなら、ルレイア先輩も大軍勢率いてくることはないだろう」
成程。
あくまで俺達の目的はルレイアだけなのだから、それ以外の人間が大挙して押し寄せてくると、とても邪魔。
「一番困るのは、ルレイア先輩とルシードが一緒に攻めてくることだ」
「…あの男、本当に得体が知れないもんな…」
何考えてるのか分からないし、実力も未知数だ。
とはいえ。
「華弦に聞いたところによると…華弦よりは強いらしいな」
「あぁ。そう言ってたな」
華弦も、腕には心得がある、と言っていたが。
ルシードはそれ以上ってことだ。
ルレイアほどではないだろうが…舐めてかかると、腕の一本くらいじゃ済まないだろう。
敵の力量を甘く見積もることほど、愚かな行為はない。
オルタンスくらいの実力はある、くらいに思っていた方が良い。
「でも、華弦曰く…ルレイアとルシードは、大して仲が良くないと言うじゃないか」
「…」
…事実か否かは不明だが。
華弦が言うには、ルシードはあまりルレイアを快く思っていないそうな。
と言うか、まだ信用しきっていないのだと思う。
「良かったな、ルルシー先輩」
「何がだよ?」
「ルレイア先輩とルシードが仲良しだったら、きっと死ぬほど不愉快だったと思うぞ」
「…うるせぇ。そりゃそうだろ」
想像してみる。ルレイアが、俺の代わりにルシードを相棒と呼んで、自分の隣に置き。
俺を忘れ、ルシードと仲良くしているところを。
…ぶっ殺してやろうか。あのルシード。
「ルルシー先輩。目に殺意が宿ってるぞ。八つ当たりはやめてくれ」
「あ、済まん…」
ルレイアが、俺以外の人間を相棒と呼ぶ。
俺には、到底我慢出来そうになかった。


