「…お前、ルレイアを殺してみろ…。俺がお前を殺してやる」
自分でもはっきりと分かる。
俺は、本気の殺意を滲ませてルリシヤに詰め寄った。
常人なら震え上がるであろう、マフィアの本気の殺気を前にしても。
ルリシヤは、全く表情を動かさなかった。
この辺りは、さすがだと思うが…。
それどころか。
「別に構わないぞ。最初からそのつもりだ…。そういう約束だった」
「…いつそんな約束をした?」
「『ホワイト・ドリーム号』の中で。ルレイア先輩の方から頼んできた。俺にしか頼めないからと」
「…」
…あの野郎。そんな馬鹿げたことを。
「ルルシー先輩がルレイア先輩を殺せないように、ルレイア先輩だってルルシー先輩を殺せないんだ。殺すことを許せないんだ…。だからそのときは、ルレイア先輩の為に、俺がルレイア先輩を止める」
「…その後、俺に殺されてもか?」
「あぁ。別に構わない。それでルルシー先輩の気が済むなら、俺くらいいくらでも殺してくれ」
…そしてその先には、終わりのない絶望と虚無が待っている、と。
…生きている意味なんてないな。本当に。
「…なら、ルレイアを殺される前に…今、お前を殺しておくか?」
「それは困るな。ルレイア先輩との約束が果たせない…。抵抗したいところだが、俺にはルルシー先輩に向ける刃がないからな。好きにしてくれ」
「…」
…そんな風に言われて、殺せるもんかよ。
余計に虚しくなるだけだ。
俺は、ルリシヤの胸ぐらを掴む手を離した。
…こんなものは、ただの八つ当たりだ。
そんなの、俺にだって分かってる。
「…無論、最後までルレイア先輩を助ける方法を模索するつもりだがな。最後の最後まで粘って、それでもどうしても無理だとなったら…俺はルレイア先輩との約束を果たすつもりだ」
「…そんなことはさせない。お前がルレイアを殺す前に、俺が自殺する」
「そうか。それでも…そのときはルレイア先輩も送ってやるよ。一人じゃ寂しいだろう」
「…」
どうあっても、約束は果たすつもりらしいな。
それなら、腹いせにルリシヤを殺したって仕方がない。
俺がルレイアに殺されるのは、別に構わない。
でも、ルレイアが俺を残して、一人で死ぬことには耐えられない。
それだけは、絶対に耐えられないと思った。
自分でもはっきりと分かる。
俺は、本気の殺意を滲ませてルリシヤに詰め寄った。
常人なら震え上がるであろう、マフィアの本気の殺気を前にしても。
ルリシヤは、全く表情を動かさなかった。
この辺りは、さすがだと思うが…。
それどころか。
「別に構わないぞ。最初からそのつもりだ…。そういう約束だった」
「…いつそんな約束をした?」
「『ホワイト・ドリーム号』の中で。ルレイア先輩の方から頼んできた。俺にしか頼めないからと」
「…」
…あの野郎。そんな馬鹿げたことを。
「ルルシー先輩がルレイア先輩を殺せないように、ルレイア先輩だってルルシー先輩を殺せないんだ。殺すことを許せないんだ…。だからそのときは、ルレイア先輩の為に、俺がルレイア先輩を止める」
「…その後、俺に殺されてもか?」
「あぁ。別に構わない。それでルルシー先輩の気が済むなら、俺くらいいくらでも殺してくれ」
…そしてその先には、終わりのない絶望と虚無が待っている、と。
…生きている意味なんてないな。本当に。
「…なら、ルレイアを殺される前に…今、お前を殺しておくか?」
「それは困るな。ルレイア先輩との約束が果たせない…。抵抗したいところだが、俺にはルルシー先輩に向ける刃がないからな。好きにしてくれ」
「…」
…そんな風に言われて、殺せるもんかよ。
余計に虚しくなるだけだ。
俺は、ルリシヤの胸ぐらを掴む手を離した。
…こんなものは、ただの八つ当たりだ。
そんなの、俺にだって分かってる。
「…無論、最後までルレイア先輩を助ける方法を模索するつもりだがな。最後の最後まで粘って、それでもどうしても無理だとなったら…俺はルレイア先輩との約束を果たすつもりだ」
「…そんなことはさせない。お前がルレイアを殺す前に、俺が自殺する」
「そうか。それでも…そのときはルレイア先輩も送ってやるよ。一人じゃ寂しいだろう」
「…」
どうあっても、約束は果たすつもりらしいな。
それなら、腹いせにルリシヤを殺したって仕方がない。
俺がルレイアに殺されるのは、別に構わない。
でも、ルレイアが俺を残して、一人で死ぬことには耐えられない。
それだけは、絶対に耐えられないと思った。


