The previous night of the world revolution4~I.D.~

「さっさと入れ!」

「入る入る。入るから押すなって。いたた…全く乱暴だな」

警備兵に乱暴に突き飛ばされ、俺達は地下牢に入れられた。

警備兵は、わざと派手な音を立てて、がしゃん、と錠をかけた。

そして、ふんと鼻を鳴らすなり、大股に地下室を出ていった。

「捕虜に対してこの乱暴な扱い。国際条約を知らないのか?なぁ、ルルシー先輩」

「…」

捕虜に対する扱いが良いとか、悪いとか。

作戦が失敗したとか。

何もかも、どうでも良かった。

…ルレイアが、俺に対して剣を向けた。

俺のことを、敵だと。

…俺は、ルレイアの敵になったことなど…一度もないはずなのに。

ルレイアが…ルレイアじゃなくなっていた。

ルシードの言う通り…ルレイアは、殺されていた。

ルレイアの顔をした…他の誰かになっていた。

…ルレイアが、いないのに。

俺に、もう生きる意味なんてな、

「よしルルシー先輩。脱獄するか」

「…は?」

深い思考の沼に陥りかけたところを。

ルリシヤが、一気に現実に引き戻してくれた。