…ホッ。
「どうやら、上手く撒いたようだな」
「あぁ。やれば出来るもんだ…」
今の俺、身も心も掃除婦になってたよ。
「よし、それじゃ改めてルレイア先輩をさがっ…」
「ルリシヤ!」
…気配すら、感じなかった。
ルリシヤの背後に、あの男が。
『ホワイト・ドリーム号』で俺達を『白亜の塔』に導いた、ルシード・キルシュテンが。
刀を振りかざして、ルリシヤを一刀両断しようとしていた。
素人なら、今頃胴体から首が切り離されていたことだろう。
だが、ルリシヤは素晴らしい反射神経を発揮し、ルシードの斬撃を華麗にかわしていた。
…危ねぇ。
「ルシード!お前…!」
「まさか、そのような格好で潜り込むとはな」
ルシードは、ご丁寧にルティス語で喋ってくれた。
…もうシェルドニア語で喋ってくれて結構だぞ。
「牙を剥いてこないなら、放っておいてやろうと思ったが…。そちらがそのつもりなら、やはりお前達も…」
「…お前、ルレイアを何処にやった」
俺はルシードの言葉を遮って、そう聞いた。
「ルレイアを返せ。あいつは俺達の…」
「ルレイア・ティシェリーなどという人物は、もうこの世にはいない」
「…何だと?」
…この世にはいない?
この世にはいないって…それは、どういう…。
「…殺したのか?ルレイア先輩を」
呆然と立ち尽くす俺に代わって、ルリシヤが尋ねた。
「あぁ、殺した。もうルレイア・ティシェリーは生きていない」
「…!」
殺した。
殺された。
俺のいないところで。俺のルレイアが、この男に。
こんな奴らに…!
「き…さ、まぁぁぁぁぁっ!!」
ルレイアがよく、ぶちギレて死神モードになるが。
あれは、こういうことなんだろうと思った。
一瞬にして頭に全身の血が沸騰した俺は、隠し持っていたナイフを手に、ルシードに斬りかかった。
刺し違えてでも、この男を地獄に連れていくつもりだった。
しかし。
「どうやら、上手く撒いたようだな」
「あぁ。やれば出来るもんだ…」
今の俺、身も心も掃除婦になってたよ。
「よし、それじゃ改めてルレイア先輩をさがっ…」
「ルリシヤ!」
…気配すら、感じなかった。
ルリシヤの背後に、あの男が。
『ホワイト・ドリーム号』で俺達を『白亜の塔』に導いた、ルシード・キルシュテンが。
刀を振りかざして、ルリシヤを一刀両断しようとしていた。
素人なら、今頃胴体から首が切り離されていたことだろう。
だが、ルリシヤは素晴らしい反射神経を発揮し、ルシードの斬撃を華麗にかわしていた。
…危ねぇ。
「ルシード!お前…!」
「まさか、そのような格好で潜り込むとはな」
ルシードは、ご丁寧にルティス語で喋ってくれた。
…もうシェルドニア語で喋ってくれて結構だぞ。
「牙を剥いてこないなら、放っておいてやろうと思ったが…。そちらがそのつもりなら、やはりお前達も…」
「…お前、ルレイアを何処にやった」
俺はルシードの言葉を遮って、そう聞いた。
「ルレイアを返せ。あいつは俺達の…」
「ルレイア・ティシェリーなどという人物は、もうこの世にはいない」
「…何だと?」
…この世にはいない?
この世にはいないって…それは、どういう…。
「…殺したのか?ルレイア先輩を」
呆然と立ち尽くす俺に代わって、ルリシヤが尋ねた。
「あぁ、殺した。もうルレイア・ティシェリーは生きていない」
「…!」
殺した。
殺された。
俺のいないところで。俺のルレイアが、この男に。
こんな奴らに…!
「き…さ、まぁぁぁぁぁっ!!」
ルレイアがよく、ぶちギレて死神モードになるが。
あれは、こういうことなんだろうと思った。
一瞬にして頭に全身の血が沸騰した俺は、隠し持っていたナイフを手に、ルシードに斬りかかった。
刺し違えてでも、この男を地獄に連れていくつもりだった。
しかし。


