トラックが動き出してからも、俺達は段ボール箱に詰められたままだった。
手足が痺れ始めたので、俺は段ボールの限られたスペースの中で、少しでも手足を動かした。
いざというときに、身体が痺れて動けない、なんて間抜けは御免だ。
…30分、40分くらい乗っていただろうか。
やがて、トラックがヘールシュミット邸に辿り着いた。
荷物の積み降ろしが始まり、俺達は食料の段ボール箱に紛れて、トラックから降ろされた。
さて、ここからが勝負だ。
「ルルシー先輩」
「あぁ、今行く」
隙を突いて、俺達は段ボール箱から這い出した。
真っ暗な場所にずっといたせいで、いきなり日の光を浴びて、思わず目を細めてしまったが。
地味なストレッチのお陰か、手足の痺れもなく。
俺達は、こっそりとヘールシュミット邸に潜入した。
潜入して、まず最初にやることと言えば。
「…さぁルルシー先輩、お待ちかねの時間だぞ」
「…何でわくわくしてんだよ、お前…」
そんなに、メイド服着たかったのか?
「問題は仮面をつけられないことだな…。残念だ。素顔は見せられないから、フレームの厚い伊達眼鏡で妥協しよう」
「別に素顔で良いじゃないか。俺は気にしないぞ」
「ルルシー先輩。もしルレイア先輩が、『俺は白い服でも気にしませんから』とか言って、全身真っ白な服着てたらどう思う?」
「気が狂ったのかなと思う」
「そういうことだ」
そうか。そりゃ済まんかった。
白い服着てるルレイアなんて、最早不気味に感じるレベルだからな。
「よし、それじゃ早いところ着替えよう」
「あぁ…分かったよ」
気は進まないが、仕方ない。
これを着ないとルレイアを救えないのなら、喜んで着よう。
手足が痺れ始めたので、俺は段ボールの限られたスペースの中で、少しでも手足を動かした。
いざというときに、身体が痺れて動けない、なんて間抜けは御免だ。
…30分、40分くらい乗っていただろうか。
やがて、トラックがヘールシュミット邸に辿り着いた。
荷物の積み降ろしが始まり、俺達は食料の段ボール箱に紛れて、トラックから降ろされた。
さて、ここからが勝負だ。
「ルルシー先輩」
「あぁ、今行く」
隙を突いて、俺達は段ボール箱から這い出した。
真っ暗な場所にずっといたせいで、いきなり日の光を浴びて、思わず目を細めてしまったが。
地味なストレッチのお陰か、手足の痺れもなく。
俺達は、こっそりとヘールシュミット邸に潜入した。
潜入して、まず最初にやることと言えば。
「…さぁルルシー先輩、お待ちかねの時間だぞ」
「…何でわくわくしてんだよ、お前…」
そんなに、メイド服着たかったのか?
「問題は仮面をつけられないことだな…。残念だ。素顔は見せられないから、フレームの厚い伊達眼鏡で妥協しよう」
「別に素顔で良いじゃないか。俺は気にしないぞ」
「ルルシー先輩。もしルレイア先輩が、『俺は白い服でも気にしませんから』とか言って、全身真っ白な服着てたらどう思う?」
「気が狂ったのかなと思う」
「そういうことだ」
そうか。そりゃ済まんかった。
白い服着てるルレイアなんて、最早不気味に感じるレベルだからな。
「よし、それじゃ早いところ着替えよう」
「あぁ…分かったよ」
気は進まないが、仕方ない。
これを着ないとルレイアを救えないのなら、喜んで着よう。


