「主よ。ただいま戻りました」
「お帰りなさい、ルシード。よく帰ってきてくれましたわ」
部屋の中にいたのは、金髪縦ロールの、お嬢様然とした女性だった。
その女性の前に、ルシードは跪いた。
…ふむ。
「久し振りですわね。またあなたの顔が見られて嬉しいですわ」
「は…。ありがとうございます」
「それで…?その方々が、ルティス帝国のお客様ですの?」
「はい」
「そうですか。お初にお目にかかりますわ」
その女性は、こちらを向いてにこりと微笑んだ。
ちなみに、俺達に合わせてか、ルティス語だった。
…うん。
こいつが…首謀者ってことか?
見たところ、戦闘能力があるようには見えないが…。
それよりも、俺はどうしても気になることがある。
「お客様方におかれましては、色々と聞きたいことがおありでしょうけど…。まず一つずつ片付けていくとしましょうか」
「…えぇ。早速一つ、どうしても聞きたいことがあるんですが…良いですか?」
「どうぞ。何でも答えますわよ」
そりゃ良かった。
じゃ、遠慮なく。
「あなた、その年齢で、ですわ系金髪縦ロールお嬢様キャラって、恥ずかしくないんですか?」
「…」
「…」
「…」
ルルシーも、ルシードも、ルシードのご主人様も無言。
しかし、ルリシヤだけは同意してくれた。
「奇遇だなルレイア先輩。俺も同じこと思ったぞ」
だよね。思うよねそれ。
超若作りしてるけど、これ結構良い年だよ。
俺の女を見る目は本物だからな。そのくらいは分かる。
「こらっ!ルレイア!失礼だろうが!」
我に返ったルルシーに、叱られてしまった。
更に、主を侮辱されて、ルシードまでもが瞳に殺意を宿していた。
皆、ちょっと短気過ぎやしないか?
すると、お嬢様は、
「…随分と余裕がおありですわね。自分の立場が分かっているのかしら」
明らかに、怒っていた。
声がちょっと震えてるぞ。
なんとまぁ、器の小さい女だことだ。
「そっちこそ、自分の立場が分かってるんですか?俺は命乞いなんてしませんよ。こんなド田舎の、悪趣味な異国に連れてこられて、イラついてるのはこっちなんですよ」
しかも、船の中では散々酷い目に遭わされた。
今だって、まだ頭が痛いのに。
誰も彼もがお嬢様扱いしてくれると思うなよ。
俺は基本的に、女をお嬢様扱いすることなんてない人間だからな。
「…そんな口が利けるのは、今のうちですわ」
「じゃあさっさと用件を言って、こんな口を利けなくしてみれば良い。俺達を騙してまで、こんなド田舎に連れてきたのは何故です?あなたは、俺達に何をさせたいんですか」
「…」
ルシードのご主人様は、ゆっくりと口を開いた。
「…わたくしの名は、アシミム。アシミム・ヘールシュミット。わたくしがあなた方を呼んだのは…シェルドニア王国の国王を、暗殺してもらう為ですわ」
「お帰りなさい、ルシード。よく帰ってきてくれましたわ」
部屋の中にいたのは、金髪縦ロールの、お嬢様然とした女性だった。
その女性の前に、ルシードは跪いた。
…ふむ。
「久し振りですわね。またあなたの顔が見られて嬉しいですわ」
「は…。ありがとうございます」
「それで…?その方々が、ルティス帝国のお客様ですの?」
「はい」
「そうですか。お初にお目にかかりますわ」
その女性は、こちらを向いてにこりと微笑んだ。
ちなみに、俺達に合わせてか、ルティス語だった。
…うん。
こいつが…首謀者ってことか?
見たところ、戦闘能力があるようには見えないが…。
それよりも、俺はどうしても気になることがある。
「お客様方におかれましては、色々と聞きたいことがおありでしょうけど…。まず一つずつ片付けていくとしましょうか」
「…えぇ。早速一つ、どうしても聞きたいことがあるんですが…良いですか?」
「どうぞ。何でも答えますわよ」
そりゃ良かった。
じゃ、遠慮なく。
「あなた、その年齢で、ですわ系金髪縦ロールお嬢様キャラって、恥ずかしくないんですか?」
「…」
「…」
「…」
ルルシーも、ルシードも、ルシードのご主人様も無言。
しかし、ルリシヤだけは同意してくれた。
「奇遇だなルレイア先輩。俺も同じこと思ったぞ」
だよね。思うよねそれ。
超若作りしてるけど、これ結構良い年だよ。
俺の女を見る目は本物だからな。そのくらいは分かる。
「こらっ!ルレイア!失礼だろうが!」
我に返ったルルシーに、叱られてしまった。
更に、主を侮辱されて、ルシードまでもが瞳に殺意を宿していた。
皆、ちょっと短気過ぎやしないか?
すると、お嬢様は、
「…随分と余裕がおありですわね。自分の立場が分かっているのかしら」
明らかに、怒っていた。
声がちょっと震えてるぞ。
なんとまぁ、器の小さい女だことだ。
「そっちこそ、自分の立場が分かってるんですか?俺は命乞いなんてしませんよ。こんなド田舎の、悪趣味な異国に連れてこられて、イラついてるのはこっちなんですよ」
しかも、船の中では散々酷い目に遭わされた。
今だって、まだ頭が痛いのに。
誰も彼もがお嬢様扱いしてくれると思うなよ。
俺は基本的に、女をお嬢様扱いすることなんてない人間だからな。
「…そんな口が利けるのは、今のうちですわ」
「じゃあさっさと用件を言って、こんな口を利けなくしてみれば良い。俺達を騙してまで、こんなド田舎に連れてきたのは何故です?あなたは、俺達に何をさせたいんですか」
「…」
ルシードのご主人様は、ゆっくりと口を開いた。
「…わたくしの名は、アシミム。アシミム・ヘールシュミット。わたくしがあなた方を呼んだのは…シェルドニア王国の国王を、暗殺してもらう為ですわ」


