看守様のこめかみに、見事な血管が浮き出したところで。
相変わらず、俺達は奴らに分からない言葉で話を続けた。
「しかし、ルレイア先輩。わざわざ武器の話をしてくるということは…これから会う首謀者とやらを、殺すつもりなのか?」
「うーん…。どうしましょう?」
「首謀者とルシードを殺したとしても、俺達がルティス帝国に帰れる保証はない」
それは無論、分かっている。
そもそも首謀者が一人だけとは限らないのだ。
もし一人だけだったとしても…ルシードの言う通り。
この国は、俺達の味方ではない。
大使館に泣きついて、帰らせてもらえれば良いが。
こんな狂った船を造り上げるほどの財力と権力を持った「首謀者」とやらが、そう簡単に俺達を帰してくれるとは思えない。
「首謀者を殺すことで、少しでも優位に働くなら…そのときは殺しましょう」
「さて、問題はそれが出来るかだな」
「あのルシードが傍で護衛してたら難しそうですね。あいつは強そうです」
「こちらには、まともな装備がないからな…。せめて得物が分かれば対策の立てようが…」
と、ルリシヤが言いかけたところ。
ぶちギレた看守様が、威嚇するように防弾ガラスを殴った。
「黙れと言ってるだろう!」
「…対策の立てようがあるんだけどな。あいつ、得物は何だろうな?」
「さぁ…。見たところ、目立った武器は持っていませんでしたが…。シェルドニア王国の武器だったら、相手するのも大変ですね」
気にせず、お喋りを続けることにした俺達である。
どうせ防弾ガラスのせいで、向こうはこちらに手出し出来ないんだし。
吠えたきゃ好きに吠えてくれ。わおーん。
「まぁ、いくらルシードがフル武装してても、俺達三人がかりなら勝てると思いますけど」
「分かった。じゃあそのときになったら、ルレイア先輩が合図してくれ」
「了解です。それと…あの約束、忘れてませんよね?」
「…」
…あの約束、とはつまり。
言わずもがな…。
「…あぁ、勿論覚えている。約束を守らずに済むことを祈ってるよ」
「えぇ。俺も祈ってます」
俺だって、ルルシーを残して死にたくはないからな。
相変わらず、俺達は奴らに分からない言葉で話を続けた。
「しかし、ルレイア先輩。わざわざ武器の話をしてくるということは…これから会う首謀者とやらを、殺すつもりなのか?」
「うーん…。どうしましょう?」
「首謀者とルシードを殺したとしても、俺達がルティス帝国に帰れる保証はない」
それは無論、分かっている。
そもそも首謀者が一人だけとは限らないのだ。
もし一人だけだったとしても…ルシードの言う通り。
この国は、俺達の味方ではない。
大使館に泣きついて、帰らせてもらえれば良いが。
こんな狂った船を造り上げるほどの財力と権力を持った「首謀者」とやらが、そう簡単に俺達を帰してくれるとは思えない。
「首謀者を殺すことで、少しでも優位に働くなら…そのときは殺しましょう」
「さて、問題はそれが出来るかだな」
「あのルシードが傍で護衛してたら難しそうですね。あいつは強そうです」
「こちらには、まともな装備がないからな…。せめて得物が分かれば対策の立てようが…」
と、ルリシヤが言いかけたところ。
ぶちギレた看守様が、威嚇するように防弾ガラスを殴った。
「黙れと言ってるだろう!」
「…対策の立てようがあるんだけどな。あいつ、得物は何だろうな?」
「さぁ…。見たところ、目立った武器は持っていませんでしたが…。シェルドニア王国の武器だったら、相手するのも大変ですね」
気にせず、お喋りを続けることにした俺達である。
どうせ防弾ガラスのせいで、向こうはこちらに手出し出来ないんだし。
吠えたきゃ好きに吠えてくれ。わおーん。
「まぁ、いくらルシードがフル武装してても、俺達三人がかりなら勝てると思いますけど」
「分かった。じゃあそのときになったら、ルレイア先輩が合図してくれ」
「了解です。それと…あの約束、忘れてませんよね?」
「…」
…あの約束、とはつまり。
言わずもがな…。
「…あぁ、勿論覚えている。約束を守らずに済むことを祈ってるよ」
「えぇ。俺も祈ってます」
俺だって、ルルシーを残して死にたくはないからな。


