「ようやく入港ですか…。頭おかしいレベルで長い旅でしたね」
「全くだな」
こんな誰もが憧れる豪華客船に乗ってるのにさ。
奴隷船と同じだよ。こんなの。
吐き気しそう。
「さて、このシェルドニア王国に、一体何が待ち受けているのか…」
何が待ち受けているにしても、絶対ろくなものではない…。
と、思っていたら。
「間もなく入港だ。客室で待機していてくれ」
地獄の獄吏、ルシードが無遠慮に部屋に入ってきた。
げ。
「何ですかあなたは…」
「それから、貴殿らにはこれをつけてもらう」
「あ?」
ルシードは、ご丁寧に手錠を三つ持ってきた。
何それ。何かのプレイ?
「高い金払って船に乗ったのに、お客様どころか、囚人待遇とは…。それともシェルドニア王国には、客人は手錠かけてもてなせ、っていう文化でもあるんですか?」
「今回の船旅の費用については、後でこちらが負担する」
「負担しなくて良いんで、さっさと死んでくれませんかね?あなた」
「…」
あぁ、嫌だ嫌だ。また口が悪くなってきた。
でも、これは良い傾向だ。
実にルレイアらしい。
ルシードは俺達に、順番に手錠をかけた。
「…なんか玩具のような手錠だな。外せるぞ、こんなの簡単に」
ルリシヤは、かくん、かくん、と関節を動かして、
するっ、と手錠を外した。
…嵌められて10秒足らずで、手錠を外す男。ルリシヤ。
「ルリシヤが外せるなら俺も行けますね。よいしょっと」
俺もルリシヤと同じことをする。
ルリシヤよりちょっと時間がかかったが、あっさりと外れた。
「お前らな…。外したい気持ちは分かるが…」
ジト目のルルシー。
ルルシーも外せば良いのに。
ちなみにルシードは、あっさりと手錠を外す俺達を、厳しい目で睨んでいた。
睨む暇があったら、爆弾つきの手錠くらい用意しろよ。馬鹿か。
「と、この通り俺達に手錠は無意味ですけど。それでも嵌めときます?この玩具」
ぷらん、と外れた手錠を見せてやると、ルシードは小さく嘆息した。
「…分かった。手錠は外しても良い。ただ…この国が貴殿らにとって、敵国であることを忘れるな」
手錠を外そうが、逃げられないし、逆らっても敵わないんだからやめとけよ、と。
そんなこと、脅されるまでもなく分かっている。
「で?俺達は何処に連れていかれるんです」
「俺の主のもとに」
早速、ラスボスとご対面かよ。
回りくどくなくて、良いじゃないか。
「全くだな」
こんな誰もが憧れる豪華客船に乗ってるのにさ。
奴隷船と同じだよ。こんなの。
吐き気しそう。
「さて、このシェルドニア王国に、一体何が待ち受けているのか…」
何が待ち受けているにしても、絶対ろくなものではない…。
と、思っていたら。
「間もなく入港だ。客室で待機していてくれ」
地獄の獄吏、ルシードが無遠慮に部屋に入ってきた。
げ。
「何ですかあなたは…」
「それから、貴殿らにはこれをつけてもらう」
「あ?」
ルシードは、ご丁寧に手錠を三つ持ってきた。
何それ。何かのプレイ?
「高い金払って船に乗ったのに、お客様どころか、囚人待遇とは…。それともシェルドニア王国には、客人は手錠かけてもてなせ、っていう文化でもあるんですか?」
「今回の船旅の費用については、後でこちらが負担する」
「負担しなくて良いんで、さっさと死んでくれませんかね?あなた」
「…」
あぁ、嫌だ嫌だ。また口が悪くなってきた。
でも、これは良い傾向だ。
実にルレイアらしい。
ルシードは俺達に、順番に手錠をかけた。
「…なんか玩具のような手錠だな。外せるぞ、こんなの簡単に」
ルリシヤは、かくん、かくん、と関節を動かして、
するっ、と手錠を外した。
…嵌められて10秒足らずで、手錠を外す男。ルリシヤ。
「ルリシヤが外せるなら俺も行けますね。よいしょっと」
俺もルリシヤと同じことをする。
ルリシヤよりちょっと時間がかかったが、あっさりと外れた。
「お前らな…。外したい気持ちは分かるが…」
ジト目のルルシー。
ルルシーも外せば良いのに。
ちなみにルシードは、あっさりと手錠を外す俺達を、厳しい目で睨んでいた。
睨む暇があったら、爆弾つきの手錠くらい用意しろよ。馬鹿か。
「と、この通り俺達に手錠は無意味ですけど。それでも嵌めときます?この玩具」
ぷらん、と外れた手錠を見せてやると、ルシードは小さく嘆息した。
「…分かった。手錠は外しても良い。ただ…この国が貴殿らにとって、敵国であることを忘れるな」
手錠を外そうが、逃げられないし、逆らっても敵わないんだからやめとけよ、と。
そんなこと、脅されるまでもなく分かっている。
「で?俺達は何処に連れていかれるんです」
「俺の主のもとに」
早速、ラスボスとご対面かよ。
回りくどくなくて、良いじゃないか。


