The previous night of the world revolution4~I.D.~

「…そう、分かったよ…」

さすが、アイズさんはこんなときでも、平静を装っていた。

「…じゃあ、私達は未来で、一体何をしてる?それは見えるかな」

「…具体的に何をしているのかまでは見えません。でも…」

「でも?」

「…希望を…捨てていない目をしています。それだけは見えます」

「…!」

…それって。

この場にいる、フューニャ以外の全員が、ハッとした。

「あなた方三人共、そしてルヴィアさんも…。誰も絶望していません。何かの希望の為に、必死に奔走してる姿が見えます」

「…そう…。それが聞けただけで、充分だ」

アイズさんは、安心したように肩を降ろした。

俺達は、誰も絶望していない。

それはつまり。

「私達が諦めてないってことは…それが答えだ。心配要らないよ、シュノ」

「うん…。うん、そうね」

シュノさんは、瞼を拭って頷いた。

アリューシャさんも。

「ま、死神が迎えに来ても返り討ちにするような奴だからな」

ふっと笑って、そう言った。

「ありがとう、フューニャさん。助かったよ」

「それは良かったですが…でも、私の占いはあくまで占いなので…。私が見たものが、確実に現実になるとは…」

「大丈夫。私はただ、後押しが欲しかっただけなんだ」

…後押し?

というのは、何だ?

「これだけ知れたら充分だ。アリューシャ、シュノ、行こう。私達も、本格的に動くよ」

「うっしゃ。アリューシャにお任せ!」

「私も、何でもするわ」

決意を固めたように、三人の幹部達が立ち上がった。

この三人が本気を出したら、叶わないことなんてないんじゃないか、とすら思えた。