The previous night of the world revolution4~I.D.~

俺や、アイズさん達が一番心配しているのは。

当然ながら…ルルシーさん達の安否である。

まずは、そこをはっきりさせたいところだが…。

シュノさんが、祈るように両手を握り締めた。

「…まず…ルルシーさん達の安否ですが…生きては、いると思います」

フューニャは、静かにそう言った。

「…そう。生きてる…ルルシー達の姿が見える?」

「いいえ、姿は見えません…。相変わらず、ルルシーさん達は遠くに…遠くに感じます」

「遠くに感じると言うことは…生きているんだね?」

「…はい。ルルシーさんと…それからもう一人の存在は…感じます」

…ルルシーさんと…もう一人?

それって…。

アイズさんの顔が、険しくなった。

「…私達が安否を知りたいのは三人だ。でも…君が存在を感じるのは二人だけってこと?」

「…そうです」

「…ルルシーと…もう一人は誰?ルレイア?」

「…」

フューニャは、堅い顔をして唇を噛み締めた。

「…ルレイアじゃないんだね?ということは、ルリシヤだ」

「…はい。ルレイアさんの存在は感じません」

「…っ!そんな…!」

シュノさんだった。

シュノさんは、それを聞いて、床に崩れ落ちた。

そんなシュノさんを、アイズさんが咄嗟に支えた。

「ルレイアが…ルレイアが死んだって言うの…!?」

「…死んだかどうかは分かりません。ルルシーさんも、その…もう一人の方も、凄く遠くにいるので…。私が感知出来ないだけで、生きている可能性は充分あります」

「…」

しかし、その言葉はシュノさんにとって、大した慰めにはなっていないようで。

シュノさんは、小さな少女のように震えていた。

そんな弱々しいシュノさんの姿に、俺は事の重大さを再確認した。

…あのルレイアさんが、安否すら定かではないなんて。

とてもではないが、信じられない。

フューニャの言葉でなかったら、相手にもしなかっただろう。