フューニャの占い、いつも凄いと思ってたけど…まさかそんな不思議な一族(?)の出身だったとは。
「そんな君に占ってもらえるなら、それは有力な情報になり得ると思ってね」
「…期待して頂いているところ、申し訳ないですが…。占いは、あくまで占いです。100%確定の未来予知ではありませんよ?」
と、フューニャ。
「それは分かってる。だから、君の占いだけを過信するつもりはないよ。ただ、情報の一つとして聞きたいだけだ」
「…それから、今この場でルルシーさん達を占うのは難しいですよ。彼らは今、とても遠くにいるんですよね?新鮮な『素材』がないと、占いの精度も落ちますから…」
「うん、そうだろうね…。だからルルシー達は占わなくて良い。代わりに、私や…ここにいるアリューシャやシュノを占って欲しい。私達は未来でどうしてる?ルルシー達と一緒にいるかい?」
「…成程。その手がありますか」
ルルシーさん達が占えないなら、アイズさんを占えば良い。
成程、そういうことか。
「そんなにすげぇ占いなの?」
「すげぇ占いだよ、アリューシャ」
「マジ?その占いしたら、アリューシャの嫌いな食べ物とかも分かるの?」
「勿論分かります」
自信たっぷりに答えるフューニャ。
そうなの?
「だから、ルヴィアさんの嫌いなアスパラガスも、見て分かる形では出していませんよ」
「…!そうだったのか…」
知らなかった。
フューニャがそんな気遣いをしてくれていたとは…。
ってか嫌いな食べ物バレてたのか。
いや、食べられない訳じゃないんだけど、青臭くてあまり好きじゃない。
「じゃあ…頼めるかな?占い」
「えぇ、構いません。では、まず…占いの精度を上げる為に、『素材』を提供して頂けますか?」
「『素材』?」
「はい。いつもルヴィアさんから採取しているような、新鮮な『素材』が必要です。占いの精度が上がります」
「成程、分かった」
…あの、フューニャさん。
いつも、俺から何を採取してるんですか?
全く覚えがないんだが…?
「何を提供すれば良いの?」
「一番良いのは骨と肉なんですが…。それはさすがに難しいので、髪の毛と…あと血液を少々頂いても?」
「分かった」
血と…髪の毛?
髪の毛は分かるけど。枕とかに常に引っ掛かってると思うけど。
「…なぁ、フューニャ」
「何です、ルヴィアさん」
「その…俺の…血、こっそり…採取してたりする…?」
「…」
フューニャは、じっとこちらを見て。
それから、すっ…と目を逸らした。
…。
…肉と…骨、採取されてないだけマシだと思おう。
「そんな君に占ってもらえるなら、それは有力な情報になり得ると思ってね」
「…期待して頂いているところ、申し訳ないですが…。占いは、あくまで占いです。100%確定の未来予知ではありませんよ?」
と、フューニャ。
「それは分かってる。だから、君の占いだけを過信するつもりはないよ。ただ、情報の一つとして聞きたいだけだ」
「…それから、今この場でルルシーさん達を占うのは難しいですよ。彼らは今、とても遠くにいるんですよね?新鮮な『素材』がないと、占いの精度も落ちますから…」
「うん、そうだろうね…。だからルルシー達は占わなくて良い。代わりに、私や…ここにいるアリューシャやシュノを占って欲しい。私達は未来でどうしてる?ルルシー達と一緒にいるかい?」
「…成程。その手がありますか」
ルルシーさん達が占えないなら、アイズさんを占えば良い。
成程、そういうことか。
「そんなにすげぇ占いなの?」
「すげぇ占いだよ、アリューシャ」
「マジ?その占いしたら、アリューシャの嫌いな食べ物とかも分かるの?」
「勿論分かります」
自信たっぷりに答えるフューニャ。
そうなの?
「だから、ルヴィアさんの嫌いなアスパラガスも、見て分かる形では出していませんよ」
「…!そうだったのか…」
知らなかった。
フューニャがそんな気遣いをしてくれていたとは…。
ってか嫌いな食べ物バレてたのか。
いや、食べられない訳じゃないんだけど、青臭くてあまり好きじゃない。
「じゃあ…頼めるかな?占い」
「えぇ、構いません。では、まず…占いの精度を上げる為に、『素材』を提供して頂けますか?」
「『素材』?」
「はい。いつもルヴィアさんから採取しているような、新鮮な『素材』が必要です。占いの精度が上がります」
「成程、分かった」
…あの、フューニャさん。
いつも、俺から何を採取してるんですか?
全く覚えがないんだが…?
「何を提供すれば良いの?」
「一番良いのは骨と肉なんですが…。それはさすがに難しいので、髪の毛と…あと血液を少々頂いても?」
「分かった」
血と…髪の毛?
髪の毛は分かるけど。枕とかに常に引っ掛かってると思うけど。
「…なぁ、フューニャ」
「何です、ルヴィアさん」
「その…俺の…血、こっそり…採取してたりする…?」
「…」
フューニャは、じっとこちらを見て。
それから、すっ…と目を逸らした。
…。
…肉と…骨、採取されてないだけマシだと思おう。


