M ‐ёмц‐


なるほど。
確かに説得力がある話だ。そう考えれば、急にMに関する情報が溢れた事にも納得がいく。

「でも、それって結局、Mが首謀者って事で間違いないって事だよな?

それに、破壊がどうとかっていう箇所も合っているんじゃないか?

何の為にしているのかは分からないが、やっている事は破壊行為なんだから」

「そうね…
たまには、まともな発言もあるのね」

「た、たまには…って」


だが、俺達がダムの決壊を阻止したから、ガードを固めたって事だよな。

という事は、直ぐにでも次の手を打ってくるという事ではないのか?



俺は立ち上がりテーブルを挟んで穂波の正面に座ると、テーブルの上に両手をついた。

「な、何よ…」

俺の真剣な表情に、穂波がだじろいだ。


「いや、インフラが寸断され復旧の目処が立たない今、次に狙われるのはどこだと思う?

前回は偶然間に合ったが、今度は先手を打たないと」


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