翌朝――
寝惚けてまだ朦朧としている耳に、ギターの音と歌声が聞こえてきた。
そのまま床で寝ていた俺は、その音色に勢いよく起き上がった。
「げ…もう10時か」
そっと窓の外を見ると、美空が田んぼの畦に座りギターを弾いている姿が目に入った。
俺は慌てて着替えると、台所にあったご飯を急いで食べると外に飛び出した。
「ご、ごめん、待ったか?
気持ち良く寝てた…」
美空は俺の声に演奏を止め、立ち上がりながら振り返った。
「昨日大変だったし、仕方ないよ。
それに、お陰で新曲が完成したし…ははは」
「いや、お前の方が無理してるし、大丈夫なのか?」
「もう大丈夫よ。
私が来た時に、家の人はちょうど出て行ったよ」
また、道の整備や修繕に行ったんだな。本当なら、俺も手伝わないといけないんだけどな…
「そうか。
早速、作戦基地に行くか!!」
「そうだね。穂波は3時間くらい前には来てるし」
「げ……」
お前達は、一体何時から活動してるんだよ!!
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