M ‐ёмц‐


19時過ぎ――


ビショ濡れだった服が乾いた俺達は、まだ疲れが残る美空に各々の自宅に送ってもらった。


俺は帰宅すると直ぐに自分の部屋に上がり、持ち帰ったパソコンを起動させた。

何者が今の事態を引き起こしているのかが分からなければ、根本的な解決にならない為、より多くの情報が必要だからだ。


パソコンなど殆ど使う事が無かった俺は、キーボードを右手の中指でしか押せないが、検索するだけならば問題ない。

「確か…Mだったよな」


Mを入力して検索すると、画面上にMに関連する事項が一気に映し出された。


「はあ?」

夕方あそこで話しをした時、穂波は大した情報は無いと言っていたが…


画面上にはMに関する詳細な情報が、ズラリと上から下まで、次のページもそのまた次のページも続いていた。

これは一体どういう事なんだ?


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