駅まで戻ると、コンビニに乾電池を買いに行った。2台のパソコンのうち1台は、外部アダプターにより乾電池でも動作する様になっていたのだ。

電化製品自体が破損している為、乾電池が買い占められるという事態にはなっていない様だ。



部屋にもどると、早速1台をコンセントに差し込み起動させると、既に電気自体は正常に戻っていた。

更にインターネットに接続すると、桐山が予想した通り、何の支障もなく通常通りアクセス出来た。


「やはり…
これで、何者かがネットワークのどこかで、何らかの方法で様々なシステムをコントロールしている事が立証されたわね。

そうでなければ、一番自分の身を危険に晒す物はインターネットだから、最初に中継基地や本体を破壊する筈ですもの。


ほらそこ!!
電池が勿体ないから、情報を収集すり気がないなら電源落とす。

そっちは、ギターばっかり弾いてないで、少しは頭を使ってこれからどうするか考えて!!」



ガーン…

実際は、こんなに厳しい性格だったんだ。こんな事なら、まだ御嬢様キャラの方がマシだった。


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