「しまった!!」
桐山が勢い良く立ち上がり、外に駆け出して行った。何が起きたのか分からない俺も、起き上がると後を追った。
外に出ると、周囲のの道路脇に設置された自動販売機や、建物のあちらこりたから黒い煙が上がっていた。
一体何が起きたんだ?
「やられた!!
あ、いえ……先手を打たれてしまいましたわ」
桐山はその光景を眺めながら悔しそうに呟いたが、俺にはその意味が全く分からなかった。
「何だよ、一体何が起きたんだ?」
桐山は振り返ると、肩を落として近くにあった駅のベンチに座った。
「これは多分…
一時的に電力量を上げ、コンセントに接続されていた全ての機器をショートさせたのですわ」
「はあ?
ブレーカーがあるじゃん。ヒューズだってあるし…」
「いいえ、どんなに異常電力を制御するシステムでも、一瞬は電気は流れますのよ。
これも、ここだけの現象ではないでしょうから、おそらく全国の大半の機器は破損しましたわね」
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