祖母を抱いたまま、砕けたアスファルトや散乱したガラス等を避けながら、オババの後をついて行った。
「ここじゃ」
「ここじゃって、ここ駅じゃん」
「そりゃあそうじゃ、住み込みじゃからの」
オババは駅舎の左側にある通用口らしき扉を開けると、中に入って行った。
中は6畳2間に台所と風呂場が付いていて、意外と広かった。
「ほれ、祖母ちゃんは布団を敷いたから、そこに寝かせてあげなされ」
「あ、ありがとう」
祖母を布団に寝かせていると、オババはすぐ近くにあったテレビをつけた。
俺はテレビに映し出される映像を見て、愕然とした。
「な、何だこれ…」
「何ですのこれは!!」
いたのか…
そこには、まるでSF映画でも見ているかの様な、信じられない光景が中継されていた。
こんな事になっていたなんて――
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