M ‐ёмц‐


「地球が人類を滅亡させる?

そんな馬鹿な…
それでは俺達は、一体何の為に戦ったんだ?

何の為に俺達は――」


その時突風が吹き、一瞬目を閉じた。再び目を開けた時、俺達はいつの間にか上空に浮かんでいた。

足下には、俺達の街が見えている…



(大地…
それに穂波と美空、人間は僕達にとってはただのウィルスでしかない。

それでも僕達は、何度も人間を許してきた。


3000年前、海の真ん中にあった島の文明が栄えた。僕達はその様子を、少しずつ手助けをしながら眺めていた。

しかしどうだ?
愚かな人間は、豊かな生活に飽きると兵器を開発し、軍隊を整え殺し合いを始めた。

僕達はその国を一夜のうちに、海の底に沈めた。

それでも僕達は、人類全体を滅ぼしはしなかった…


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