<貴方達は僕に、人類滅亡計画を中止しろと言いますが、それはなぜですか?>
「なぜ…って、当たり前だろ!!」
<当たり前?
では、この映像を見て下さい>
Mがそう言うと、目の前の巨大な液晶パネルに電源が入り、一瞬目が眩んだ。
目が慣れてくると、今度はそこに映し出されている光景に、思わず吐き気がした。
それは、黒焦げになった人間がゴミの様に扱われている様子や、戦争により手や足を失った子供達の映像だった。
その残酷な映像を見ているうちに、自然と涙が溢れてきた…
<……人間は人類史の中で、常に互いを憎み殺し合いをしてきた。
石器や土器で殺し合い、弓や槍で殺し合い、銃や大砲で殺し合い、生物兵器や核兵器で殺し合い…
こんな人類に、存在している理由が微塵でもあると思いますか?>
「そ、それは――」
「あるわ!!」
穂波がMの問いに答えた。
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