それはまさに空襲だった。

次々に巨大な高層ビルが崩れ、視界は広くなり…
燃え広がる炎は渦を巻き、全ての物を飲み込んでいった。



「何なんだよこれは!!」

リーダーは小刻みに震え、なぜか涙を溢しながら答えた。

「おそらく…イージス艦から発射されたミサイルだろう」


ミ…ミサイル?
ミサイルまで使って、全てを破壊しようとしているのか?

こんな事が許される筈がない…いや、許せない!!


俺はリーダーを3メートル程の高さから地面に叩き付けると、胸ぐらを掴んで引き上げた。

「あんた…
それでも人間か?
やっていい事と悪い事の区別もつかないのかよ!!」

リーダーは俺の手をゆっくりと掴むと、俺の顔を見上げて言った。


「だ…だから言っただろう。Mは止められないと」


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