「大地、あいつ等を全員適当な場所に集めてくれる?」

「はあ?」

「いいから早く!!」


俺は穂波に言われるまま、その辺りに倒れている奴等を強引に一ヶ所に集めた。

メンバー達は成す術もなく振り回され、呆然としていた。

「どうするんだ?」

「監獄に入れるのよ!!」

穂波がそう言った瞬間、一ヶ所に集められたメンバー達の外側に突然高さ5メートル程の巨大な氷の壁が突き出た!!

その壁は一気にメンバー達の周りを取り囲み、完全に閉じ込めてしまった。


「よし!!」

「おお、何か凄いなこれ。氷の厚みも1メートルくらいあるんだな」

近付いてみると、氷は極限まで固められていて、1日は十分溶けそうにはなかった。

「美空にばかり活躍されるのは嫌だしね」


これで残るは国会議事堂の中にいるリーダーと幹部、それにその護衛達だけだ。

俺達は国会議事堂の中に入るべく、建物に急いだ。


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