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午前8時――

ついに先頭が出発した。目指すは500メートル先にある、武装した警察が守備するバリケードだ。

これだけの人数が押し寄せる訳だ。当然警察側も情報を入手して、守備体制を強化しているに違いない。

先頭が出発して10分後、ついに俺達も移動し始めた――




俺達が頂上に到着した時には、既にマルスと武装警察がバリケードを挟んで睨み合っていた。


頂上付近は山肌の木を切り倒し、端が見えない遠くまで、高さ2メートル程の分厚い鉄製のフェンスが設営されていて、御丁寧に上部には有刺鉄線が巻いてある。

こちらも本気だが、警官隊も本気だ。ヘルメットを被り、手には1メートル程の警棒を持っている。


その時、突然マルスの先頭から声が響いた!!

「突撃!!」

数千人の掛け声が山々に響き渡り、足音は地鳴りとなって空気を震わせた。

先頭集団の数百人が、一気にバリケードに向かって走った。それを見て、後続も一気にバリケードに押し寄せた!!


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