「どうなりそうだ?」
「明日総攻撃をかける事になったから、明日には抜けられると思う」
篠原と周囲の人達が、普通に言葉を交わしていた。
これは一体…
「遠山さん!!」
俺は同乗していた遠山の顔を覗き込んだ。遠山は、周囲を見渡しながら話を始めた。
「我々は、元々のマルスのメンバーではないんだ。この被害者達の代表者なんだよ」
え?
俺は意味が分からず、聞き返した。
「マルスに被害を受けた人達が、マルスのメンバーになったんですか?」
「そうだ。
関東地方には食品の生産拠点はあっても、その元になる原料が無いんだよ。
つまり、関東地方を封鎖されると、更に治安が悪化するし力の弱い子供や老人は生きてはいけない。
だから、我々はどうしても封鎖を突破しなければならない訳だが、この山の頂上には武装した警察がバリケードを作っていて、我々だけでは突破出来ないんだよ。
だから武器を持っているマルスのメンバーになり、このバリケードを破壊する事にしたんだ」
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