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悪路を3時間程車に揺られていると、徐々に街並みは近代的な都市から旧日本的な家屋になってきた。おそらく、箱根はすぐ近くだ。

この辺りまで来ると、次第に逃げてきた人達の姿が道路脇や学校の校庭などに見られる様になってきた。


そして車は山道を登り始め、山の頂上付近にあるホテルの駐車場で停車した。

周囲を見ると、一般の人達のテントや生活用品が溢れていた。


「なあ、これってヤバイんじゃないのか?

日本中を滅茶苦茶にしたマルスのメンバーが、被害者達の真ん中にいるなんて…」

「そう…よね」


俺達がそんな会話をしていると、思った通り周囲の人達が立ち上がり、俺達の方に歩いてきた。

「くそっ、どっちの味方をすれば良いんだ?」

俺が立ち上がろうとした瞬間、穂波が肩を押さえた。

「待って。様子がおかしいわよ」


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