M ‐ёмц‐


それから30分程歩くと、遠山が言った様にトラックやマイクロバスといった車が見えてきた。

しかし、駅伝をする訳でもないのに、どうして箱根なんかに行くのだろう…


様々な疑問はあったが、情報を得る為にはついて行くしかない。



篠原の指揮によりメンバーは素早く車に分乗すると、直ぐに出発した。

俺達は訳が分からないままトラックの荷台に乗り込み、箱根へと向かった。


道路は陥没や乗り捨てられた車で酷い状況だったが、確かに車で移動が出来た。

しかし、やはり街並みは半壊した建物や路上に散乱する瓦礫や硝子を見ると、どこも人が住める様な状態ではなかった。

それにこの辺りの人達は、ほぼ全員が放射能の雨に打たれている。


マルスのメンバー達は、この状況を目の当たりにしても、何も感じないのだろうか?


.