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な、何だ今度は!?

驚いたのは俺達だけではなく、取り囲んでいた男達もかなり戸惑っていた。


すると隣接するビルの陰からから、黒ずくめの集団が100人近く現れた。

マルスだ!!


マルスの一団は各々が鉄パイプや火炎ビンを手にし、男達を威嚇した。

「消えろ!!」

一団のリーダーらしき人物がそう告げると、俺達を取り囲んでいた集団は慌てて逃げ出した。


俺達はマルスに助けられたのか?



マルスのリーダー格の人物は、男達が去るとゆっくり俺達に近づいてきた。

「君達、大丈夫だったかい?

最近は治安が悪化して、ああいう類いの輩が多い。昼間だといっても、周囲に気を配らなくてはいけないよ」


俺はその予想だにしなかった言葉に、咄嗟に返答が出来なかった。

まさか、破壊行為を宣言したマルスのメンバーが、俺達を助けるとは思っていなかったのだ。


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