M ‐ёмц‐


東京に行った事のない俺は、到着した場所がどこなのか全く分からなかったが、振り返った時に理解した。

「東京…駅?」

「あ、うん。咄嗟にここしかイメージ出来なくて」


「とりあえずは、どこでも良いのよ。それより、M…マルスについて分かった事を話しておくわね」

穂波が俺達が発電所に行っている間に調査した、Mについての情報を話し始めた。


「マルスはカルト教団でもなければ、その他の宗教団体とかでもなく、元々はインターネットの掲示板の名前らしいの。

終末思想というか、世界の終焉について語り合う掲示板のタイトルよ。


その掲示板自体はもう5年位前から存在していたんだけど、オフの活動なんてしてなかった。

それが、1ヶ月前に突然参加した1人の男性によりオフ会が開催され、その時に思想の統一と定義が構築された。

その参加者こそ、ネット上で演説をしていた、あのサングラスの人物よ」


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