俺はその球状のタンクを半分にすると、原子炉を覆った土の上に被せて地中に埋め込んだ。そして残り半分を更に上に被せ、完全に密封した。
「ふう…
これで何とか、放射能漏れは最小限に抑えられるだろう」
「じゃあ帰ろうか!!」
「ちょ…少しぐらい休ませてくれ~!!」
作戦基地に帰ると、穂波が苛々しながら待ち構えていた。
何やらリュックまで背負い、気合い十分だ。
「さあ行くわよ!!
かなり調査も進んだし、詳細は着いてから話すから」
「ちょ…穂波、少し休ませてよ」
さすがに美空も疲れたのか、情けない顔で穂波を見詰めた。
「駄目よ!!
また次に何をするか分からないから、一刻も早く止めないと」
穂波は俺と美空の手を強く握ると、俺達の顔を険しい表情で交互に見た。
もうこれは、穂波の機嫌がこれ以上悪くなる前に行くしかない。
「……じゃあ行くね」
俺達はMを止めるべく、東京に向かった。
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