雪崩れ込む黒ずくめ集団に警官隊は徐々に後退し、催涙弾や空に向かって威嚇射撃をしたが効果は無く、バリケードを突破されると逆に1人残らず捕獲された。
この放送は、どうやらこの集団が撮影しているらしく、カメラは中へと入って行った。
そして、七三分けのサングラスをかけた男性の前で止まった。
その男性は周囲の状況から考えて身長165センチ前後、細身で、年齢は50歳前後といったところだろうか?
濃紺のスーツに黒のネクタイ。大きめのサングラスをかけている為、顔は殆ど分からない。
なぜこの男性の前で、カメラは止まったのだろうか?
そんな俺の疑問は、すぐに解消される事になった。
催涙弾や抗争の煙が漂う国会議事堂を背にし、その男はゆっくりと話を始めた。
その話の内容は、俺達に衝撃を与えたが、次にやるべき事を明確にした。
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